こんにちはUrban Time Museのmasaです。
最近、時計好きの間で、以前よりもロレックスが買えるようになったという話題が持ちきりですね。
2020年代初頭の異常な品薄を経験した方からすれば、正規店の在庫状況がいつから改善したのか、その理由が気になるところだと思います。
2025年から2026年にかけての市場の変化や新しい購入制限の影響で
今後の入手難易度がどう変わるのか?
中古価格の動向も含めて気になっている方も多いはずです。
この記事を読むことで、現在の市場で何が起きているのかが分かり、理想の1本に出会うためのヒントが見つかるはずですよ。
- 2025年から2026年にかけての需給バランスの健全化と背景
- 正規店で導入された「全モデル半年制限」という強力な新ルール
- 定価改定と円安がもたらした転売メリット減少のメカニズム
- ロレックス認定中古(CPO)が市場の安心感に与えた影響
一時期の「正規店には棚が空っぽ」という絶望的な状況から、なぜ今ようやく明るい兆しが見えてきたのでしょうか?
ここでは、2025年から2026年にかけて起きた世界的な市場の変化を、私の視点で紐解いてみたいと思います。
2026年の正規店で在庫が増えた構造的な変化

2026年に入り、正規店の店頭で「案内される確率」が目に見えて上がったと感じている方は多いはずです。
以前のロレックス市場は、モデルを問わず「あれば即買い」という異常な状態でした。
しかし、ブランド側が供給ルートをより細かくコントロールし、転売が疑われる動きを徹底的に排除し始めたことで、店頭の在庫が「消えるスピード」にブレーキがかかったのだと思います。
私自身、都内の正規店を巡っていて感じたのは、以前のような殺気立った雰囲気ではなく、スタッフの方が一人一人の顧客とじっくり会話をする余裕が出てきたことです。
ショーケースが埋まっているわけではなくても、バックヤードには確実に実需層のための在庫が確保されている。
そんな手応えを多くの愛好家が感じ始めています。
この構造変化は一時的なブームの終焉ではなく、ブランドが100年先を見据えて市場を浄化した結果と言えるかもしれません。
正規店側も、長く愛用してくれる顧客にこそ時計を渡したいという姿勢を鮮明にしており、それが私たちの「買える」という実感に繋がっているのでしょう。
2026年の景気動向がもたらした需要の正常化
2026年現在のグローバルな経済状況も見逃せません。
金利の高止まりや景気後退への懸念から、金銭的価値を求めて時計を買う層が目に見えて減少し、市場全体の「過熱」が冷めたことが大きな要因です。
数年前まではロレックスを富として捉え、預金代わりに購入する動きが世界中で加速していました。
しかし、金融市場の不確実性が高まり、時計を換金性の高い富として保有するメリットが相対的に低下したことで、いわゆる「見せかけの需要」が削ぎ落とされたのです。
これは、純粋に時計のデザインや機構を愛する私のようなファンにとっては、まさに願ってもない正常化だと言えますよね。
特にハイテク株や暗号資産で膨れ上がった余剰資金が、時計市場から別のクラスへと流出した影響は大きいかなと思います。
時計は本来、身に着けて楽しむものであり、金庫に眠らせておくものではありません。
景気動向に左右された投機マネーが引き上げることで、店頭で列を作っていた「プロの買い子」がいなくなり、本当にそのモデルが欲しくて通い詰めている一般ユーザーにチャンスが回ってくるようになりました。
供給が増えたわけではなく、ライバルが減った。
これが2026年のリアルな感覚です。
マクロ経済の視点で見れば、ロレックスというブランドは今、最も健全な顧客層を取り戻している最中なのかもしれません。
景気の波があるからこそ、一過性のブームに左右されない「真の価値」が試される時期に来ていると感じます。
大幅な定価改定により転売益が圧縮された影響

2025年1月、そして2026年1月と続いた定価改定は、市場に強烈なインパクトを与えました。
この急激な価格改定は、メーカー側が国内外の価格差を是正しようとする強い意志の表れでもあります。
日本国内の定価が安すぎると、海外からの買い付けや転売が加速してしまうため、迅速な調整が行われたわけですね。
結果として、定価と二次流通価格の差が縮まり「買ってすぐに売っても利益が出にくい」という状況が生まれました。
これが、転売目的の人たちがロレックスから離れていった決定的な理由の一つと言えるでしょう。
| モデル名 | 素材 | 2025年1月定価 | 2026年1月定価 | 改定率(約) |
|---|---|---|---|---|
| コスモグラフ デイトナ 126500LN | SS | ¥2,349,600 | ¥2,499,200 | 6.4% |
| エクスプローラー I 124270 | SS | ¥1,036,200 | ¥1,104,400 | 6.6% |
| サブマリーナー デイト 126610LN | SS | ¥1,500,000前後 | ¥1,570,800 | 4.7% |
この歴史的な円安水準は、時計の価格設定にダイレクトに影響しています
(出典:日本銀行「外国為替相場」)
原材料費や物流コストも上昇している中で、ブランド価値を維持するためにはやむを得ない措置と言えるかもしれません。
私たちユーザーにとっては財布が痛い話ですが、この定価の上昇こそが皮肉にも「正規店で買える可能性」を高めてくれたフィルターになっているのです。
もはや「安く買って高く売る」時代は終わり、本当にその対価を払う価値があると感じる人だけが、正規店の門を叩くファンにとっては嬉しい時代になったと言えるでしょう。
中国市場の需要減退と二次流通価格の調整局面
世界最大のマーケットである中国の景気低迷も、実は日本の在庫状況と無関係ではありません。
これまでロレックスの世界的な品薄を加速させていた大きな要因の一つが、中国国内での爆発的な需要でした。
それどころか、整理のために保有していたロレックスを中古市場へ一斉に放出する動きも見られ、これがグローバルな二次流通市場の在庫を押し上げ、価格を押し下げる圧力となっています。
日本国内への割り当てにも、こうしたグローバルな需給バランスの変化がプラスの影響を与えているようです。
かつては並行店の価格が定価の3倍以上になることも珍しくありませんでしたが、現在は多くのモデルで調整局面に入っています。
並行相場がピーク時と比較して落ち着いてきたことで、無理に正規店で「マラソン」をしなくても、並行店で手に入れるハードルが下がりました。
市場は繋がっているんだなと、改めて実感しますね。
日本は世界でも有数のロレックスマーケットですが、世界中の在庫が「余り」始めたことで、相対的に日本への供給が安定してきたという見方もできます。
二次流通市場が適正な価格に落ち着くことは、市場全体の健全性を保つ上で極めて重要なプロセスなのだと思います。
ロレックス認定中古CPOが流通に与えた衝撃
日本でも本格的に定着したロレックス認定中古(CPO)の存在も、市場の景色を大きく変えました。
2022年から順次展開されたこの制度は、ブランド自身が真正性を保証し、厳格なメンテナンスを施した上で再販するという画期的な仕組みです。
これまでは「正規店の新品(在庫なし)」か「並行店の中古(真贋や状態の不安)」の二択でしたが
そこに「メーカー公式の安心な中古」という第三の選択肢が加わったのです。
これが、ユーザーの心理的な安心感を大きく底上げしたことは間違いありませんよね。
私自身、正規店の店頭にCPOの個体が並んでいるのを見て、物理的に「ロレックスが店に置かれている」という安心感を抱きましたし、同感してくれる方も多いと思います。
新品がなくても、CPOであればすぐに手に取って試着できる。
この光景が当たり前になったことで、数年前の「棚に何もない」という異様な空気感が払拭されました。
また、CPOが「価格の天井」として機能している側面もあります。
メーカーが決めた中古価格が存在することで、一般の並行店が極端なプレミア価格を付けにくくなったのです。
中古市場に秩序がもたらされたことで、ユーザーはより冷静に、自分にとって最適な購入ルートを選択できるようになりました。
これはロレックスというブランドが自ら市場のバランサーを買って出た、非常に高度な戦略だと感じます。
(出典:ロレックス公式サイト『認定中古CPO』)
ロレックスが買えるようになった新ルールと購入術

どれだけ市場が変わっても、正規店でのルールを知らなければチャンスは掴めません。
2024年末に実施された歴史的なルール変更と、それを踏まえた立ち回りについてお話しします。
2024年12月施行の全モデル半年購入制限
2024年12月16日から導入された新ルールは、まさに「転売ヤー封じ」の決定打でした。
これまでデイトナやサブマリーナーなど、特定のプロフェッショナルモデルだけだった購入制限が、なんと「全モデル対象」に拡大されたのです。
これは、それまで制限対象外だったデイトジャストやオイスターパーペチュアルを転売の繋ぎにしていた層を完全に排除する狙いがあります。
具体的には、どのモデルであれ1本購入すれば、その後6ヶ月間は日本のどの正規店でもロレックスを買うことができません。
この「1人1本ずつ」の徹底が、実需層に在庫を回すための強力な防壁となっているのです。
さらに特定の超人気モデルについては、制限期間が1年間に設定されるなど、より厳格な運用がなされています。
このルールの導入により、店頭から「買い占め」という概念がほぼ消失しました。
私たちが正規店を訪れた際、ライバルとなる他の顧客も「過去半年間に買っていない人」に限定されるわけですから、当選確率は物理的に跳ね上がっていると言えます。
この公平なルールの下では、誰にでもチャンスが平等に与えられています。
かつてのような「運任せ」ではなく、制度によって守られた「順番待ち」に近い感覚になったのは、非常に歓迎すべき変化ですね。
これから初めてのロレックスを探そうとしている方にとっては、今こそが最も挑戦しやすい時期だと言えます。
本人名義のカード必須化と厳格な身分確認の裏側
最近の正規店では、手続きの透明性が極めて高く維持されています。
支払いの際に本人名義のクレジットカード提示が必須となっているのも、その一環です。
以前は現金での支払いが一般的でしたが、現在はマネーロンダリング対策や、組織的な転売グループがアルバイトを雇って購入させる「代行購入」を排除するため、全額現金払いが制限されるケースが増えています。
カードの名義と身分証を照合することで、確実に本人が購入していることを証明する必要があるわけです。
これは、真面目な時計ファンを守るための、極めて真っ当な障壁だと私は考えています。
一度購入すれば、そのデータはネットワークを通じて瞬時に他店とも共有されるため「別の店舗でこっそりもう1本」という使い分けも通用しません。
こうした厳格な運用は、一見すると煩わしく感じるかもしれませんが、これによって「声の大きい転売ヤー」ではなく「静かに待ち続けている真の顧客」へと順番が回る仕組みが担保されています。
スタッフの方も、こうした手続きを通じて顧客の身元を確認することで、安心して在庫を提案できるようになったという側面もあるはずです。
誠実にルールを守り正当な手続きを踏むことこそが、今のロレックス購入において最も重要なリテラシーなのです。
定価と並行価格の差が縮まるエクスプローラーの実態
モデルによっては、正規店で買うメリットが「安さ」ではなく「正規保証の安心感」へと大きくシフトしています。
その象徴的なモデルがエクスプローラーI(Ref.124270)です。
2025年以降の定価改定で110万円を超えたことにより、並行相場との差額は今や数万円、あるいはほぼ同等という水準まで縮まっています。
以前のように「定価で買えれば数十万円得をする」という状況ではなくなったことで、金銭的価値目的の層がこのモデルから一斉に手を引きました。
定価と並行相場が肉薄している今、無理に何ヶ月もかけて正規店を巡る「マラソン」をすることが、時間的なコストに見合わない場合もあります。
もちろん正規店での購入体験は格別ですが、並行店ですぐに手に入れ、その分早く時計との時間を楽しむというのも、非常に合理的な選択肢の一つです。
このような「価格の逆転現象」や「同等化」は、他の定番モデルにも広がりつつあります。
サブマリーナーのノンデイトなども、以前のような狂乱的なプレミアム価格は影を潜め、落ち着いた推移を見せています。
こうした状況下では、私たちはより冷静に「どこで買うか」よりも「どのモデルをどう楽しむか」に集中できるようになりました。
プレミア感という付加価値が削ぎ落とされ、時計そのものの実力が問われるようになった今こそ、自分のライフスタイルに本当に合う1本をじっくり選ぶべき時なのだと思います。
正規店マラソンで店員に選ばれるための最新戦略

市場が落ち着いてきたとはいえ、人気モデルを手にいれるためには、スタッフの方とのコミュニケーションが不可欠です。
今の正規店スタッフが最も警戒しているのは、巧妙にルールを潜り抜けようとする転売関係者です。
つまり、私たちは単なる「消費者」ではなく、ロレックスという文化を共に支える「パートナー」として振る舞う必要があるのです。
挨拶から始まり、時計に対する熱意、そしてなぜそのモデルが必要なのかという個人的なストーリーを伝えることが、2026年の購入戦略の核心になります。
よく「何回通えば出してくれるのか」という質問を耳にしますが、個人的には回数そのものよりも「記憶に残る会話」が重要だと私は思います。
例えば、昇進や結婚、子供の誕生といった人生の節目に紐づけた購入動機は、スタッフの方の心に深く響きます。
また、特定の機構(GMT機能やクロノグラフなど)への造詣を語ることで、単なる流行り物好きではないことを証明するのも有効ですね。
スタッフの方も人間ですから「この人にこの時計を託したい」と思わせる魅力的な顧客でありたいものです。
店員さんと「時計好き同士」としての信頼関係を築くことこそが、バックヤードに眠る1本を引き出すための、最も近道であり王道の戦略なのですから。
私masa自身の経験なんですが、愛好家の先輩から教わった
「丸腰よりレンタル品を着けてのマラソンの方が効果的だぞ」というアドバイスが功を奏して
最初の愛機を手にしました。
これの何が良いかって、本物を着けているっていう高揚感が半端ないんですよ
憧れのモデルを実際に身に着ける経験というのは感動しかありませんでした。
それが好循環に繋がり仕事でもプライベートでも自信が持てるようになって
2年足らずで次の愛機を手にすることが出来たんです。
もし「レンタルもありかも」と思われたなら、以下の記事をご覧になってください。
真のロレックスが買えるようになった好機を逃さない

今回の分析を通じて、2025年から2026年にかけての「ロレックスが買えるようになった」という現象の実情が明らかになりました。
これは決してブランド価値の低下ではなく、異常なバブルを経てロレックスが自らの手で健全性を取り戻した、素晴らしい進化の結果です。
転売ヤーが去り、投機的なノイズが消えた今こそ、私たち真の時計愛好家にとって、理想の一本を手に入れるための最良の環境が整ったと言えるでしょう。
以前の絶望的な状況を考えれば、今はまさに「黄金期」の再来かもしれません。
購入を検討しているなら、「今この瞬間」が最も良いタイミングである可能性が高いです。
製造コストの上昇や円安傾向が続く限り、待機することのメリットは薄く、むしろ次の改定でさらに手が届かなくなるリスクもあります。
もちろん、デイトナのようなアイコンモデルは依然として高い壁ですが、正規店の「新ルール」を正しく理解して誠実なコミュニケーションを続ければ、必ずチャンスは巡ってきます。
新品だけでなくCPOという選択肢も含め、多角的な視点で市場を捉えることが成功の鍵となります。
ロレックスは単なる時計を超えた、一生を共に歩むパートナーです。
市場が正常化した今、ぜひ自信を持って正規店の扉を叩いてみてください。
あなたが理想の1本と出会い、素晴らしいロレックスライフをスタートさせられることを、心から願っています。
以下の記事では、私が実際に体験したロレックスマラソンのコツを詳しくまとめているので、併せて参考にしてみてください。
具体的な会話のテクニックなども紹介していますよ。



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