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スフィア パテック フィリップ東京の予約と在庫など完全ガイド

スフィア パテック フィリップ東京の予約と在庫など

スフィア パテック フィリップについて調べているものの、敷居が高そうで入店する勇気が出ないという方は多いのではないでしょうか?

完全予約制なのか、在庫はあるのか、評判はどうなのかといった疑問は尽きませんね。

特に初めて行くとなると、マナーや購入制限のことも気になるところです。この記事では、南青山にある日本唯一のブティックについて、実際のところどうなのかを詳しく解説していきます。

私自身、初めてこのブティックの扉を叩いたときは
緊張で掌に汗を握っていたことを今でも鮮明に覚えています(笑)

銀座の煌びやかな通りとは一線を画す、南青山の落ち着いた空気に包まれたその場所は
まさに時計愛好家にとっての聖地と呼ぶにふさわしい佇まいでした。

しかし、ネット上には「予約が取れない」「一見さんには冷たい」といった様々な噂が飛び交っており、真実が見えにくくなっているのも事実です。

そこで今回は、実際に店舗を訪れた経験や、長年時計市場を観察してきた知見を基に、スフィア パテック フィリップ ブティック東京のリアルな姿を徹底的に解剖します。

公式サイトだけでは分からない、ユーザー視点での「攻略法」とも言える情報を網羅しました。

  • 南青山の店舗へのアクセス方法と詳細な場所
  • 必須となる予約の手順と入店時のマナー
  • 気になる在庫状況と購入制限のルール
  • ブティック独自のサービスや評判の真実
目次

スフィア パテック フィリップの予約と店舗詳細

南青山の静かな通りに佇む高級時計ブティックの重厚な石造りの外観イメージ
Urban Time Muse

まずは、スフィア パテック フィリップ ブティック東京を訪れる前に知っておくべき基本的な情報から整理していきましょう。

ここは単なる時計店ではなく、ブランドの世界観を体現した特別な場所です。
アクセスや予約ルールを事前に把握しておくことで、当日の緊張も少し和らぐはずです。

南青山へのアクセスと場所

東京・南青山の洗練された街並みを歩きながらブティックへ向かう日本人男性の後ろ姿
Urban Time Muse

スフィア パテック フィリップ ブティック東京は、多くの高級ブランドが軒を連ねる銀座ではなく、落ち着いた雰囲気の漂う港区南青山に位置しています。
この「隠れ家感」こそが、ブティックならではの魅力の一つです。

銀座の中央通りに面した路面店のような、常に多くの観光客や通行人の視線に晒される環境とは異なり、南青山というエリアは、目的を持った人々が静かに時間を過ごすための場所として機能しています。

店舗が入居しているのは「MONT BLEU BLDG(モンブルービル)」の1階。
重厚な石造りのファサードと、控えめながらも威厳のあるパテック フィリップのロゴが、訪れる者を静かに出迎えてくれます。

周囲にはハイブランドのフラッグシップストアや、感度の高いセレクトショップ、隠れた名店レストランなどが点在しており、時計選びの前後に街歩きを楽しむことができるのも、この立地の素晴らしい点ですね。

最寄り駅からのアクセスは非常に良く、表参道駅から徒歩圏内です。
初めての方でも迷わずに辿り着けるよう、詳細なルートを確認しておきましょう。

住所 東京都港区南青山5-16-14 MONT BLEU BLDG. 1F
最寄り駅
  • 表参道駅(推奨):銀座線・半蔵門線・千代田線
    B1出口より徒歩約6分
  • 明治神宮前駅:副都心線・千代田線
    エレベータ口より徒歩約18分
  • 乃木坂駅:千代田線
    5番出口より徒歩約17分
目印 青山学院中等部前から徒歩すぐ
骨董通りから一本入った閑静なエリア
アクセスのポイント

個人的に最もおすすめなルートは、表参道駅のB1出口を利用する方法です。
地上に出たらそのまま青山通りを背にして、骨董通り方面へ進みます。
おしゃれなカフェやブティックを横目に見ながら歩くその道のりは、これから最高峰の時計に出会うという期待感を高めるためのプロローグのようなものです。
銀座のような人通りの激しい場所ではないため、雑踏に疲れることなく、静かな心持ちで時計と向き合う準備ができるでしょう。

来店予約の方法とポイント

落ち着いたリビングでスマートフォンを操作し、時計店の来店予約を行っている日本人男性の手元
Urban Time Muse

現在、スフィア パテック フィリップを訪れる際は、事前の来店予約がほぼ必須と考えておいた方が無難です。

かつては、ふらっと立ち寄ってショーケースを眺めることも可能でしたが、ここ数年の劇的な環境変化
すなわち、新型コロナウイルス感染症対策に端を発する入場制限と、世界的なパテック フィリップ需要の爆発的増加により、運営スタイルは大きく変化しました。

予約は主に電話、または公式サイトの専用フォームから行います。

ここで非常に重要なのが「何のために来店するのか」という目的(インテント)を明確に伝えることです。
単に「時計を見たい」という曖昧な要望では、混雑時には後回しにされてしまう可能性も否定できません。

予約時に伝えるべき具体的な内容

スムーズに予約を取るために、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

予約時に伝えるべきこと
  • 来店目的の明確化:「購入の検討(具体的なモデル名があればベスト)」「オーバーホールの相談」「電池交換(クイックサービス)の依頼」など、何をしたいのかをハッキリ伝えます。
  • 購入希望モデルの事前提示:たとえ在庫がないことが分かっていても「カラトラバの5227を検討しています」や「年次カレンダーの実機があれば見たいです」と伝えることで、スタッフ側も準備がしやすくなります。
  • 既存顧客かどうかの申告:もし過去に購入履歴がある場合や、メンテナンスで利用したことがある場合は、その旨を伝えると話がスムーズに進むことが多いです。

特に週末は予約が埋まりやすく、数週間先まで一杯ということも珍しくありません。
「今週末、時間が空いたから行こうかな」と思っても、予約なしでは入店すらできないケースがあります。

これは「冷たい対応」なのではなく、予約をしている顧客一人ひとりに対して、十分な時間を割いて最高のもてなしをするための配慮だと理解すべきです。

実際に予約をして訪れれば、ウェルカムドリンクの提供や、ゆったりとしたソファでの商談など、ラグジュアリーブランドにふさわしい極上の体験が待っています。

営業時間や定休日の情報

訪問の計画を立てる際に見落としがちなのが営業時間と定休日です。
せっかく予約を取ろうと思っても、定休日に当たっていては元も子もありませんし、仕事帰りに寄ろうとして閉店時間に間に合わなかったという失敗は避けたいものです。

特にスフィア パテック フィリップは
一般的な百貨店とは異なる独自の営業スケジュールで運営されているため、注意が必要です。

基本営業時間と注意点

  • 平日:11:00 ~ 20:00
  • 日曜・祝日:11:00 ~ 19:00
  • 定休日:月曜日

ここで特筆すべきは月曜日が定休日であるという点と日曜・祝日は閉店時間が1時間早いという点です。

例えば、月曜日が祝日の場合は営業するのか、それとも振替休日があるのかといった変則的なスケジュールについては、必ずスフィア パテック フィリップ公式サイトや電話で直近の情報を確認することをおすすめします。

また、昨今の社会情勢や感染症対策の影響により、営業時間が突発的に短縮されるケースも過去にありました(例:19時閉店など)。
「ネットの情報では20時までとなっていたのに、行ってみたら閉まっていた」という悲劇を防ぐためにも、訪問当日の朝や予約時に、最新の営業時間を再確認する習慣をつけておくと安心です。

時間帯による雰囲気の違い

個人的な感覚ですが、平日の午前中や早い時間帯は比較的空気が澄んでおり、スタッフの方ともゆっくりお話しできることが多い印象です。
逆に夕方以降や週末は、商談やメンテナンスの引き取りで来店する顧客が多くなり、店内が活気づきます。
落ち着いて時計と対話したいのであれば、平日の日中を狙って予約を入れるのが「通」の楽しみ方かもしれません。

近くの駐車場と入店マナー

車で来店される方も多いと思いますが、残念ながらスフィア パテック フィリップには顧客専用の駐車場が用意されていません。

公式サイトのアクセスページを確認しても、「周辺の駐車場を見る」という外部地図サービスへのリンクがあるのみです。

これは南青山という土地柄、広大な敷地を確保することが難しいことの裏返しでもありますが、車で向かう場合は事前に駐車場の目星をつけておく必要があります。

近隣の駐車場事情

店舗へのアクセス自体は、首都高速3号渋谷線の「渋谷出入口」から約6分「高樹町出入口」からも同程度と非常に良好です。
しかし、骨董通り周辺のコインパーキングは、場所によっては駐車料金が驚くほど高額になることがあります(さすが港区ですね)。

また、土日はショッピングを楽しむ人々で混雑し、満車が続くことも珍しくありません。

私が車で行く際は、少し離れた大きめの駐車場に停めて、そこから青山散策を兼ねて歩くようにしています。
時間に余裕を持って到着することは、心に余裕を持って時計を選ぶことにも繋がります。

入店時の服装とマナー

初めて訪れる方が最も気にするのが「どんな服で行けばいいのか?」というドレスコードの問題でしょう。
結論から言えば、明確なドレスコードは規定されていません。しかし、相手は世界最高峰の時計ブランドです。

推奨される服装と振る舞い

「客だから何でもいい」という考えではなく、ブランドへのリスペクトを表す服装が好ましいです。
短パンやビーチサンダル、過度にラフなジャージなどは避けた方が賢明でしょう。
男性なら襟付きのシャツにジャケット、女性ならオフィスカジュアル程度の清潔感があれば十分です。

また、入店時の挨拶や、スタッフの方への丁寧な言葉遣いも重要です。
パテック フィリップの購入は「対話」から始まります。
横柄な態度を取る客よりも、紳士的で時計への情熱を持った客の方が、スタッフの方も「この人に良い時計を紹介したい」と思ってくれるはずです。
これは精神論ではなく、人間関係の基本であり、入手困難なモデルへの距離を縮めるための第一歩でもあります。

他の正規店との違いとは

高級木材とレザーソファが配置された、スイス本店の世界観を再現したラグジュアリーなブティックの内装
Urban Time Muse

「百貨店の時計売り場(サロン)とスフィアは何が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
同じ正規販売店なら、どこで買っても同じではないか、と。

しかし、スフィア パテック フィリップ ブティック東京は
日本国内で唯一「ブティック」の称号を持つ特別な店舗であり、その立ち位置は明確に異なります。

まず、運営母体が違います。
多くの正規店が百貨店や大手時計小売店によって運営されているのに対し、スフィアは「株式会社リテイラーズ・スフィア」という、パテック フィリップの販売とサービスだけに特化した専業企業によって運営されています。

つまり、そこにいるスタッフは、他のブランドの時計を扱うことなく、来る日も来る日もパテック フィリップのことだけを考え、知識を深めている「真の専門家」たちなのです。

世界的な位置づけと空間の質

スフィア パテック フィリップ ブティック東京は、2010年に「ブティック」としてリニューアルオープンしましたが、これはミラノ、フランクフルトに次いで世界で3番目の開設という快挙でした。

これは、パテック フィリップというブランドがいかに日本市場を
そして日本の顧客の審美眼を重要視しているかを示す決定的な証拠です。

店内に一歩足を踏み入れれば、その違いは肌で感じられるはずです。
使用されている什器や家具、照明に至るまで、スイス・ジュネーブの本店と同じコンセプトで統一されています。

貴重なローズウッドや真鍮、レザーがふんだんに使われた空間は、単なる店舗というよりは、まるで美術館か邸宅のサロンのようです。

ここで過ごす時間は、単に「時計を買う」という行為を超えて「パテック フィリップの世界に浸る」という体験そのものです。この圧倒的なブランド体験こそが、他の正規店では決して味わえない、スフィアだけの特権なのです。

スフィア パテック フィリップの在庫や評判の真実

さて、ここからは多くの人が最も気になっているであろう「在庫」や「購入」にまつわるディープな話題に切り込んでいきます。

インターネット上には様々な憶測や都市伝説のような噂が溢れていますが、現実の店舗では何が起きているのでしょうか?
私なりの視点とリサーチに基づいて、その実情を包み隠さず解説します。

パテックフィリップ公式
パテックフィリップ公式

店頭在庫の状況と展示品

よくメディアや雑誌で「スフィア パテック フィリップ ブティック東京は常時約300本の在庫を誇る国内最大級の店舗」という紹介を目にします。

この数字自体は嘘ではありませんが、これを「行けば欲しいモデルが300本の中から選び放題」と解釈して訪れると、大きなショックを受けることになります。

現実には、ショーケースに並んでいるモデルと
バックヤードに保管されている(あるいは顧客のために確保されている)モデルには明確な境界線があります。

実際に店頭で私たちが見ることができるのは、主に以下のようなラインナップです。

  • カラトラバ:ブランドの象徴であるドレスウォッチ。ただし、人気カラーや新作は不在のことも多い。
  • ゴンドーロ:アール・デコ様式の美しい角型時計。
  • Twenty~4:エレガントなレディースコレクション。
  • 一部のコンプリケーション:年次カレンダーやワールドタイムなど。これらが見られるだけでも貴重です。

「ノーチラス」「アクアノート」はどこへ消えた?

皆さんが血眼になって探しているであろうラグジュアリースポーツモデル、すなわち「ノーチラス」「アクアノート」についてですが、これらが店頭のショーケースに陳列されている可能性は、残念ながらほぼゼロと言っていいでしょう。

これらは世界的な需要過多により「在庫がない」状態が慢性化しており
入荷したとしても、それは既に何年も待っている特定の顧客への「納品分」であることがほとんどです。

しかし、悲観することばかりではありません。
スフィアの凄みは、一般的な正規店ではカタログでしか見られないような、数千万円クラスの「グランド・コンプリケーション」や、眩いばかりの「ハイジュエリーモデル」の実機が、稀に展示されている点にあります。

「買える・買えない」を一旦抜きにして、時計の最高峰とされる技術や芸術性を間近で鑑賞できること自体が
時計ファンにとっては眼福であり、大きな学びの機会となるはずです。

設けられた購入制限のルール

近年、高級時計が投機対象として見られるようになり、転売目的での購入(フリッピング)が横行しました。

これに対抗し、本当に時計を愛し、長く身につけてくれるユーザーに商品を届けるため、スフィアでは(他の正規店同様、あるいはそれ以上に)厳格な購入制限やルールが設けられています。

一見さんお断り?その真意

よく「一見さんお断り」と言われますが、これは「初めての人は店に入れない」という意味ではありません。
初めての来店で、いきなり超人気モデル(ノーチラス等)を購入・予約することは極めて困難」という意味です。

信頼関係のない相手に、虎の子の人気モデルを渡して即転売されてしまっては、ブランドの価値が毀損されるからです。

主な制限と具体的ルール
  • 購入履歴の重視:人気モデルの案内は、過去にドレスウォッチなどを購入し、ブランドへのロイヤリティを示している顧客が優先される傾向にあります。
  • 個数制限:特定の人気コレクション(ノーチラス、アクアノート等)は「1人1点まで」と厳しく制限され、同一モデルの追加購入は原則禁止されています。
  • 本人確認の徹底:購入時には顔写真付きの公的身分証明書の提示が必須です。購入履歴はシステムで一元管理されており、他店との重複予約(並行オーダー)もチェックされています。

保証書の「店舗預かり」制度

さらに、ここ数年で導入された強力な転売防止策として保証書(アーカイヴ/Certificate of Origin)の店舗預かり制度があります。

これは、時計を購入しても保証書はその場では渡されず、店舗側で一定期間(1年~2年程度と言われています)保管されるというものです。

保証書が手元になければ、二次流通市場(買取店)での買取価格は大幅に下がりますし、そもそも「完品」として扱われません。

この不便さを甘受できる人、つまり「売るつもりがない人」だけを選別するための、非常に理にかなった、しかし厳しいルールなのです。

接客の評判や口コミの傾向

ブティックの個室で日本人スタッフから丁寧に時計の説明を受けている日本人顧客の穏やかな商談風景
Urban Time Muse

GoogleマップやSNSで「スフィア パテック フィリップ」の評判を検索すると、星5つの絶賛コメントと、星1つの辛辣なコメントが入り混じっていることに気づくでしょう。
この極端な評価の二極化は、現在の歪んだ市場環境を如実に反映しています。

ポジティブな評価の声

高評価を付けている人々の多くは、実際にサービスを受けた既存顧客や、時計の魅力を純粋に楽しんでいる人々です。
「スタッフの商品知識が圧倒的で、時計の歴史から機構の仕組みまで、深く語り合うことができた」
「購入後のベルト調整で訪れたが、細かな要望にも嫌な顔ひとつせず、完璧に調整してくれた」
「誕生日にカードが届くなど、細やかな気配りが嬉しい」といった声が聞かれます。

これらは、ブティックとしてのホスピタリティが正常に機能している証拠です。

ネガティブな評価の背景にあるもの

一方で、低評価のコメントの多くは「入店を断られた」「在庫がないと言われた」「予約が取れない」といった、物理的な供給不足やシステムへの不満に起因しています。

「遠方から来たのに何も見せてもらえなかった」という失望感は痛いほど分かりますが、スタッフの方々も「売りたくても売るモノがない」というジレンマを抱えています。

職人が手作業で仕上げるパテック フィリップの時計は、年間生産数が限られており(約6万本程度)、需要に対して供給が全く追いついていません。

冷たく見える対応も、転売屋を警戒するあまりの防衛本能であったり
案内できる商品がないことへの無力感の裏返しである可能性があります。

私たちユーザー側も、こうした背景事情を理解した上で「買えたらラッキー」「見られただけでも眼福」くらいの余裕を持って接することが、結果的に良い関係構築に繋がるのかもしれません。

電池交換や修理の対応

専門的な工具と拡大鏡を使用し、時計のメンテナンスを慎重に行っている日本人時計技術者の手元
Urban Time Muse

購入のハードルが高い話ばかりしてしまいましたが、私が個人的にスフィア パテック フィリップ ブティック東京の最大のメリットだと感じているのは、実は販売よりも「メンテナンス体制」にあります。

それが、店舗独自のクイックサービス(Quick Service)です。

通常、百貨店などの正規販売店で修理や電池交換を依頼すると、時計は一度預かりとなり、メーカーのサービスセンター(東京・千代田区)へ送られます。そこから見積もりが出て、作業が完了して戻ってくるまでに、軽微な作業でも数週間、オーバーホールなら数ヶ月を要するのが常識です。

店舗内で完結するスピード感

しかし、スフィアの店内には専門の技術者が常駐するワークショップが併設されており、専用の機器も完備されています。これにより、一部のメンテナンス作業を店舗内で完結させることが可能なのです。

クイックサービスの対応例(目安)
  • バッテリー交換:クォーツモデルの電池交換であれば、混雑状況にもよりますが、早ければ10日~2週間程度で完了します(費用目安:約17,600円~)。これは正規メンテナンスとしては驚異的な速さです。
  • ストラップ・ブレスレット調整:コマ詰めやレザーストラップの交換であれば、在庫があれば当日、あるいは数日で対応してくれます。微妙なフィット感の調整を、技術者と相談しながらその場で行えるのはブティックならではの贅沢です。
  • 磁気帯びチェック・精度チェック:「なんとなく時間がズレる気がする」といった場合、その場で磁気帯びの検査や脱磁、歩度測定を行ってくれることもあります(基本無料)。

もちろん、内部ムーブメントの深刻な不具合や、数年に一度のオーバーホールはサービスセンター送りになりますが、日常的なトラブルを迅速に解決してくれる「かかりつけ医」のような存在が近くにいることは、時計を資産としてだけでなく、実用品として愛用するオーナーにとって何にも代えがたい安心感となります。

買取や転売に関する注意喚起

検索窓に「スフィア パテック フィリップ 買取」と入力してこのページに辿り着いた方もいるかもしれません。
また、運良く人気モデルを購入できたら、すぐに売却して利益を得ようと考えている方もいるでしょう。

しかし、ここで私は声を大にして言わなければなりません。
スフィア パテック フィリップ ブティック東京は正規販売店であり、買取店ではありません。そして、正規店で購入した時計を短期間で転売する行為は、極めてリスクが高い行為です。

プレミア価格の誘惑と市場の歪み

確かに、現在のパテック フィリップの二次流通市場(中古市場)における価格は、異常とも言える高騰を見せています。

特に「ノーチラス」や「アクアノート」といったスポーツモデルは、定価の2倍、3倍、時にはそれ以上の価格で取引されることも珍しくありません。

定価で購入できれば、その瞬間に数百万円
場合によっては一千万円以上の「含み益」が生まれるのが現実です。

この状況を見れば「転売して儲けたい」という心理が働くのも無理はないかもしれません。

しかし、ブランド側はこの状況を良しとしていません。パテック フィリップは「親から子へ受け継がれる時計」を作ることを理念としており、投機対象として扱われることを嫌います

転売がバレた時の「ペナルティ」

スフィアを含む正規販売店網では、転売対策として顧客情報の管理を徹底しています。
もし、あなたが正規店で購入した時計を、短期間で買取店やオークションに流したとしましょう。

その個体のシリアルナンバーが市場で確認された場合、パテック フィリップのデータベースと照合され、誰がいつ購入した個体かが即座に特定されます

転売認定された場合のリスク
  • ブラックリスト入り:今後、スフィアをはじめとする日本国内、あるいは世界中の正規販売店での購入が一切できなくなる可能性が高いです。
  • 予約の取り消し:もし他のモデルを予約していたとしても、全て白紙に戻されるでしょう。
  • 信頼の喪失:何より、担当スタッフとの信頼関係が完全に崩壊します。情熱を持って接客してくれた人への裏切り行為とも言えます。

「バレなければいい」と思うかもしれませんが、買取店側も「保証書の日付が新しい個体」は慎重に扱いますし、SNS等で情報が拡散されることもあります。

目先の利益のために、世界最高峰の時計を手に入れる権利を永久に失うのは
あまりにも代償が大きすぎると私は思います。

資産価値は「持ち続けること」で真価を発揮する

転売を推奨しない一方で、パテック フィリップが「資産」としての側面を持っていることは否定しません。

しかし、それは「買ってすぐに売る」ための資産ではなく、長く保有することで価値が維持され、あるいは高まっていく「長期保有資産」です。

実際、過去のモデルの多くが、数十年という時を経てオークションで高値をつけています。

これは、ブランドが「永久修理」を宣言し、どれほど古い時計でも修理を受け付ける体制を整えているからこそ、中古市場でも価値が落ちないのです。

スフィア パテック フィリップを訪れる価値

スフィア パテック フィリップを訪れる価値
Urban Time Muse

ここまで、予約の難しさや在庫のなさ、厳しい購入ルールなど、少々「耳が痛い」現実ばかりをお話ししてきました。「そんなにハードルが高いなら、行く意味がないのでは?」と思われた方もいるかもしれません。

しかし、それでも私は断言します。
時計好きであれば、スフィア パテック フィリップ ブティック東京には絶対に行くべきです。
たとえ、今日明日に時計を買う予定がなかったとしても、です。

日本で唯一の「本物の空間」を体験する

前述の通り、ここは日本で唯一の「ブティック」です。
店内に一歩足を踏み入れた瞬間に感じる空気感は、他の時計店とは別次元です。

床の大理石、壁面のウッドパネル、特注のレザーソファ、そして漂う香り。そのすべてが、パテック フィリップというブランドの哲学を表現するために計算され尽くしています。

この空間に身を置き、世界最高峰の時計と同じ空気を吸うこと。
それ自体が、一種の「極上の体験」であり、感性を磨くレッスンになります。

美術館で名画を鑑賞するのと同じような感覚で、ブティックを訪れても良いのではないかと私は思います。

プロフェッショナルとの対話を楽しむ

そして何より、スフィアのスタッフの方々の知識と情熱は本物です。
もし運良く店内が空いていて、スタッフの方とお話しする機会があれば、ぜひ時計への想いを伝えてみてください。

「いつかノーチラスが欲しいんです」という夢物語でも構いません。
「なぜパテック フィリップなのか」
「どんなライフスタイルで使いたいのか」を語り合う中で、今まで知らなかったモデルの魅力を教えてくれたり、時計選びの新しい視点を与えてくれたりすることもあります。

訪問を迷っている方へ

「買わないのに行くのは申し訳ない」と遠慮する必要はありません。
スタッフの方々も、今は買えなくても、将来の顧客になり得る時計ファンとの出会いを大切にしています。
誠実な態度で接すれば、決して冷たくあしらわれることはありません。

まとめ:スフィア パテック フィリップで一生モノと出会うために

今回は、南青山にある日本唯一の専門店「スフィア パテック フィリップ ブティック東京」について、予約から在庫、評判に至るまで徹底的に解説してきました。
最後に、今回の重要ポイントを改めて整理しておきます。

予約 必須レベル。飛び込みは避け、電話かWebで目的を伝えて予約する。
在庫 人気モデルは店頭にない。300本の在庫は主にドレス系やコンプリケーション。
ルール 購入制限・転売禁止。保証書の店舗預かり制度があり、転売は厳禁。
魅力 国内唯一のブティック体験。クイックサービスなどの独自メンテも充実。

スフィア パテック フィリップでの時計購入は、単なる買い物ではなく、長い時間をかけて信頼関係を築いていくプロジェクトのようなものです。

一朝一夕にはいかないかもしれませんが、そのプロセスの先には、親から子へと受け継ぐことができる
真の「一生モノ」との出会いが待っています。

また、パテック フィリップは創業以来、製作したすべての時計の記録を「アーカイブ」として保管し続けています。

これは、購入した時計が100年後も修理可能であることを意味し、ブランドが顧客に対して負う永続的な責任の証でもあります。(出典:Patek Philippe 公式サイト

この記事が、あなたの「パテック フィリップへの第一歩」を後押しするきっかけになれば嬉しいです。
まずは勇気を出して、予約の電話をかけてみてはいかがでしょうか。

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