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パテック フィリップ安い順ランキング!定価と中古のおすすめモデル

パテック フィリップ安い順ランキング

「いつかはパテック フィリップ」そんな憧れを抱きつつも、昨今の価格高騰を前にため息をついている方も多いのではないでしょうか?雲上のブランドと呼ばれるだけあって、価格もまさに雲の上ですよね。

でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。

実は市場を深くリサーチしてみると、意外にも手の届く範囲で取引されているモデルや、定価設定が比較的抑えられているコレクションが存在します。

もちろん「安い」と言っても一般的な感覚からすれば高額ですが、パテック フィリップの世界におけるメンズやレディースのエントリーラインを知ることで、現実的な購入プランが見えてくるはずです。

なぜ特定の中古モデルが安いのか、その理由や気になる維持費についても触れながら、賢い選び方について私なりの視点でシェアしていきたいと思います。

  • 現行モデルの定価ベースでの安い順ランキングと購入難易度
  • 中古市場で狙い目となっているお買い得なモデルとその理由
  • 購入前に知っておくべきオーバーホール費用や維持費の実態
  • 資産価値の観点から見たエントリーモデルのポテンシャル
目次

定価で見るパテックフィリップの安い順ランキング

高級時計店のショーケースに並ぶ腕時計を、真剣な眼差しで検討しているスーツ姿の日本人男性
Urban Time Muse

まずは、正規販売店で購入できる現行モデル(カタログモデル)の定価を見ていきましょう。

ブランドが公式に設定している「エントリーポイント」を知ることは、パテック フィリップの階層構造を理解する上で非常に重要です。

素材や機構によって明確な価格差があるんですが、実は私たちがイメージする「人気モデル」の価格設定には少し驚きの事実も隠されているんです。

2026年現在、為替の影響や原材料費の高騰により、定価は頻繁に見直されていますが、それでも「ブランドの中での相対的な安さ」には明確な法則があります。

ここでは、その法則に基づいたランキング形式で、各モデルの魅力と現実的な購入事情を深掘りしていきます。

レディース価格最安のTwenty~4

パテック フィリップ Twenty~4 Ref.4910 ステンレススチール製レクタンギュラーケースの洗練されたディテール
Urban Time Muse

パテック フィリップの全コレクションの中で、最も定価が低く設定されているのが、レディースモデルの象徴である「Twenty~4(トゥエンティフォー)」です。

このモデルは、パテック フィリップの世界への「最も入りやすい扉」として、非常に重要な役割を担っています。

1999年の登場以来、その名の通り女性の24時間を彩る時計として愛されてきたこのモデル。
現行のステンレススチール製クォーツモデル(Ref. 4910/1200Aなど)は、定価で約215万円前後からラインナップされています。

多くの高級ブランドが価格を吊り上げる中で、パテック フィリップという頂点のブランドが
この価格帯でエントリーモデルを用意し続けていること自体が奇跡に近いと言えるかもしれません。

「クォーツで200万円?機械式じゃないのに?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、そこにこそパテック フィリップの真髄があります。

搭載されているキャリバーE15は、単なる量産品のクォーツムーブメントとは次元が異なります。
受けやプレートの面取り、コート・ド・ジュネーブ装飾など、機械式時計と同じ厳格な品質基準(パテック フィリップ・シール)をクリアした部品が使用されており、その寿命は適切にメンテナンスを行えば半永久的です。

つまり、見えない部分にこそ
妥協なきクラフツマンシップが注ぎ込まれているのです。

デザイン面でも、アール・デコ様式にインスパイアされたレクタンギュラー(長方形)ケースは、手首に吸い付くようなカーブを描き、ブレスレットと一体化しています。

ケースサイドにあしらわれた36個のダイヤモンドは、最高品質のトップウェッセルトン・ピュア。
この輝きと着け心地を考えれば、むしろコストパフォーマンスは極めて高いと言えるでしょう。

レディースとして分類されていますが、アール・デコ調のレクタンギュラー(長方形)デザインは非常にクラシック。
昨今のジェンダーレスなファッショントレンドもあり、手首が細めの男性が「マンシェット(カフス)」のような感覚でブレスレットウォッチとして愛用しているケースも見かけますね。

メンズ安いモデルの代表カラトラバ

男性用のモデルに目を向けると、エントリーラインとしてまず名前が挙がるのが「カラトラバ」「ゴールデン・エリプス」といったシンプルなドレスウォッチです。

これらはパテック フィリップの魂とも言えるコレクションであり、時計愛好家が最終的に行き着く「上がりの時計」としても知られています。

かつては200万円台後半で購入できる手巻きモデル(名作 Ref. 5196など)が存在し
「頑張れば手が届くパテック」として親しまれていました。

しかし、これらが生産終了となり、現在は状況が大きく変わっています

例えば、現行のカラトラバの主力である「Ref. 6119」は、2021年に発表された新世代の手巻きムーブメント(Cal. 30-255 PS)を搭載し、ケースサイズも現代的な39mmへとサイズアップされました。
その結果、定価は約537万円ほどになっています。

この価格上昇には、明確な理由があります。
新しいムーブメントはツインバレル(香箱が2つ)を採用しており、パワーリザーブが約65時間へと大幅に延長されました。

また、ベゼルには伝統的な「クル・ド・パリ(ホブネイル・パターン)」装飾が施されており、製造コストも格段に上がっています

単なる値上げではなく、時計としてのスペックと美しさが数段レベルアップした結果なのです。

「安い順」で探すと、メンズの現行モデルにおける最低ラインは一気に500万円台まで上がってしまうのが2026年現在の現実です。

これはブランド全体がより高みを目指してシフトしている証拠でもありますが、最初の一本としてはなかなか勇気のいる金額ですよね。

しかし、Ref. 6119は「現代のパテック フィリップが考える理想のドレスウォッチ」を体現しており
その完成度は500万円という価格を補って余りあるものがあります。

人気のアクアノートなど定価事情

入手困難なパテック フィリップ アクアノート Ref.5167A ステンレススチールモデルのスポーティーな外観
Urban Time Muse

ここで非常に興味深く、かつ残酷なのがスポーツモデルの定価設定です。

超人気モデルである「ノーチラス」や「アクアノート」のステンレススチールモデルは、実は金無垢のドレスウォッチよりも定価自体は安く設定されています。

例えば、アクアノートのRef. 5167A(ステンレススチール・コンポジットバンド)などは定価300万円台前半です。
定価ランキングだけで見れば、これらは間違いなく「安い順」の上位に入ってきます。

素材がゴールドではなくステンレススチールであるため、原価ベースで考えれば当然の価格設定なのですが
市場の現実は全く異なります。

皆さんもご存知の通り
これらを正規店で定価購入できる可能性は限りなくゼロに近いです。

「予約」という概念すら存在せず、長年の顧客リストの上位にいる人物だけに「提案」されるという形が一般的です。定価300万円台の時計が、二次流通市場では1000万円前後、あるいはそれ以上で取引されている現状があります。

市場のねじれ現象に注意

定価は安いのに、並行輸入店や中古市場では定価の3倍、4倍というプレミア価格が付いています。
「定価が安い=買いやすい」という図式が全く通用しないのが、スポーツモデルの恐ろしいところですね。
この「逆転現象」こそが、パテック フィリップの市場を複雑にしている最大の要因です。

この現象は、世界的なラグジュアリースポーツウォッチ(ラグスポ)ブームによる需要の爆発と、パテック フィリップが品質保持のために生産数を限定していることによる供給不足が引き起こしています。

ブランド側も「スポーツモデルだけのブランドにはなりたくない」という姿勢を崩しておらず、生産比率をドレスウォッチ寄りに維持しているため、この需給バランスの崩壊は当面続くと考えられます。

資産価値とリセールバリューの傾向

「安い順」で検索される方の中には、単に購入金額を抑えたいだけでなく「買って損をしたくない」という資産防衛的な視点をお持ちの方も多いと思います。

高級時計は「身につける資産」とも呼ばれますが
エントリーモデルにおける資産価値はどうなのでしょうか?

その点、定価で購入できた場合のスポーツモデル(ノーチラス、アクアノート)は最強の資産となりますが、前述の通り入手は困難です。
では、現実的に購入可能なドレスウォッチ(カラトラバやゴールデン・エリプス)はどうでしょうか?

一般的にドレスウォッチは、新品で購入してすぐに売却すると定価を割ってしまう(定価の60%~70%程度になる)ことが多いです。

これは短期的な転売益を狙う投資家にとってはマイナス要素ですが、愛好家にとっては「中古市場で安く買えるチャンスがある」ということを意味します。

しかし、パテック フィリップに関しては
長期的な視点で見ると価値が保たれやすい、あるいは上昇する傾向にあります。

特に近年はブランド全体の定価が上がり続けているため、数年前に買ったモデルの中古相場が、当時の購入価格を上回っているなんてことも珍しくありません。

また、生産終了(ディスコン)になった瞬間に評価が急上昇するケースも多々あります。

例えば、Ref. 5196は生産終了後に相場が一段上がりました。
「安く買って長く使う」ことで、結果的に実質コストをゼロに近づける、あるいはプラスにする。
これがパテック フィリップを持つ醍醐味の一つです。

エントリーモデルの購入難易度

現行のエントリーモデルを購入するためのハードルについて、改めて整理しておきましょう。
正規販売店での購入は、単にお金を出せば買えるというものではなく、お店との信頼関係(購入実績)が重要になります。

モデル 定価目安 購入難易度・状況
Twenty~4(SS/クォーツ) 約215万円 【比較的購入しやすい】
店頭に並ぶこともあり、初購入のきっかけとして最適。
アクアノート・ルーチェ 約295万円 【非常に困難】
レディースでもスポーツモデルは超人気。実績なしでは厳しい。
ゴールデン・エリプス 約500万円 【予約待ちの可能性大】
生産数が少なく、コアなファンがいるため即納は稀。
カラトラバ(Ref. 6119) 約537万円 【タイミング次第】
人気だが、スポーツモデルほどではない。誠意を伝えれば案内される可能性あり。

Twenty~4や一部のカラトラバは、正規店に通い、販売員の方と時計への情熱を共有することで、紹介してもらえるチャンスは十分にあります。

まずはこれらを入り口として、ブランドとの関係性を築いていくのが王道ルートと言えるでしょう。

いきなりノーチラスを指名するのではなく、ブランドの歴史やドレスウォッチの美しさを理解している顧客であることを示すことが、結果として希少モデルへの近道になることもあります。

パテックフィリップ公式
パテックフィリップ公式

中古で探すパテックフィリップの安い順と実勢相場

さて、ここからが本題かもしれません。
「500万円はさすがに厳しい…予算は200万円以内で…」という方にとって、現実的な選択肢となるのが中古市場(セカンダリーマーケット)です。

特に1990年代から2000年代初頭の「ネオヴィンテージ」と呼ばれる世代には、今の現行品にはない魅力と、驚くような価格設定のモデルが眠っています。

中古が安い理由はサイズと需要欠如

なぜ、雲上のパテック フィリップが中古だと100万円台、時にはそれ以下で見つかることがあるのでしょうか?

決して「偽物だから」とか「壊れているから」というわけではありません(もちろん状態確認は必須ですが)。
その背景には、時計業界特有のトレンドの変化があります。

最大の理由は「サイズ感」と「トレンド」です。

安価に取引されているモデルの多くは、ケース径が30mm~33mm程度(例:Ref. 3919など)と、現代のメンズウォッチの基準(38mm~40mm)からするとかなり小ぶりです。

「デカ厚」ブームを経た現在の市場では、33mm径は「レディース寄り」と見なされがちで、需要が落ち着いており、それが価格にダイレクトに反映されています。

また、コンディション面での理由もあります。

製造から年月が経っているため、過去のメンテナンスでケースが磨かれすぎてラグの角が丸くなっている(ケース痩せ)個体や、オリジナルの保証書(アーカイブ)が欠品している個体も安くなる傾向があります。

しかし、逆に言えば、「小ぶりな時計こそクラシックで美しい」と感じる方や「日常使いするから付属品は気にしない」という方にとっては、これ以上ない狙い目ということになりますね。

狙い目はゴールデン・エリプス

黄金分割法に基づいた美しい楕円形のケースを持つパテック フィリップ ゴールデン・エリプスのヴィンテージモデル
Urban Time Muse

中古市場で私が個人的に最もおすすめしたいのがゴールデン・エリプスです。
このモデルは長らく「知る人ぞ知る」存在でしたが、その芸術的な価値と価格のギャップが最も大きいモデルの一つです。

1968年に誕生したこのモデルは、円でも長方形でもない、古代ギリシャの「黄金分割法(1:1.618…)」に基づいた楕円形のケースが特徴です。

なんとなく不思議な形に見えるかもしれませんが、見れば見るほど引き込まれる調和の取れたデザインです。
あの天才時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタ氏もデザインに関与したとされる歴史的傑作なんですよ。

現行モデルは500万円を超えますが、中古市場(特に1970年代~90年代のモデル)では、状態の良いものでも100万円台後半から見つけることができます。

驚くべきは、その素材です。
パテック フィリップは基本的に貴金属(ゴールドやプラチナ)を使用しており、この価格帯の中古エリプスも、ケースは18Kイエローゴールドやホワイトゴールド製です。

ここが推しポイント!

金相場が歴史的な高騰を見せている現在、素材としての価値(地金価値)だけでもかなりのポテンシャルがあります。
さらに、近年の「ドレスウォッチ回帰」や「小径時計ブーム」により、エリプスの評価は急速に高まっています。
今が底値で購入できるラストチャンスかもしれません。

隠れた名作ネプチューンの相場

エンジンターンド装飾のベゼルと独特なブレスレットが特徴的なパテック フィリップ ネプチューン
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「ドレスウォッチではなく、もっとスポーティーな時計が欲しい。でもノーチラスは高すぎる…」という方には
ネプチューンというモデルをご紹介したいです。

1996年に登場したこのモデルは、ノーチラス、アクアノートに次ぐ「第3のスポーツウォッチ」として世に出ました

エンジンターンド装飾が施されたベゼルや、7連リンクの独特なブレスレット形状が個性的すぎて、当時はあまり評価されなかったようなのですが、今はその「被らない」個性が再評価されています。

ステンレススチール製で日常使いもしやすく、防水性能も備えているため実用性は抜群です。
相場は250万円~400万円といったところ。

ノーチラスが1000万円を超えていることを考えれば、パテック フィリップのステンレス製スポーツモデルを楽しむための「裏技」的な選択肢と言えるかもしれません。

生産期間が短かったため流通量は多くありませんが
見つけたら運命だと思ってチェックしてみる価値は大いにあります。

購入後の維持費と電池交換の注意点

購入後の維持費と電池交換の注意点
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「安い順」で時計を選んで購入できたとしても、そこで終わりではありません。
パテック フィリップのオーナーになるということは、その時計を次世代に引き継ぐための「守り人」になることを意味します。

忘れてはいけないのが、購入後の維持費です。

パテック フィリップは「永久修理」を宣言している稀有なブランドであり、どんなに古い時計でも修理を受け付けてくれます。これは素晴らしい安心感ですが、その分メンテナンス費用も一流です。

例えば、シンプルな3針の自動巻き時計のオーバーホール基本料金は、正規サービスで約20万円(2026年時点)かかります。もし中古で150万円で時計を買ったとしても、すぐにオーバーホールが必要になれば、実質的な購入価格は170万円になります。

さらに、部品交換が必要になれば費用は加算されますし、製造から20年以上経過した「クラシック・モデル」はスイス本国送りとなり、見積もりだけで数ヶ月、修理完了まで1年以上かかることもあります。

クォーツモデルの注意点

「クォーツなら電池交換だけで安いでしょう?」と思いきや、正規サービスでのバッテリーサービスは、単なる電池交換ではありません。
ムーブメントの点検、消費電流の測定、パッキン交換、防水検査などがセットになっており、費用は約2万7000円(税込)ほどかかります(出典:スフィア パテック フィリップ ブティック『メンテナンス料金表』

街の時計屋さんで数千円で済ませることも不可能ではありませんが、防水保証がなくなったり、万が一の故障時に正規サポートで「改造品」扱いされるリスクもあるので、基本的には正規サービスを利用することを強くおすすめします。

パテックフィリップの安い順総括

今回は「パテック フィリップ 安い 順」という視点で、定価と中古市場の両面から掘り下げてみました。

定価ベースで最安を狙うなら、レディースながらジェンダーレスな魅力を持つ「Twenty~4」。

中古市場での実質的な安さと満足度を追求するなら、歴史的傑作でありながら過小評価されている「ゴールデン・エリプス」や、クラシックなサイズ感の「旧型カラトラバ(Ref. 3919など)」が有力な候補になります。

「安い」といっても、パテック フィリップにおける安さは、品質の妥協ではありません。
そこにあるのは、創業以来180年以上守り続けられてきた「世界最高の時計を作る」という哲学そのものです。

価格が安いモデルは、単に時代のトレンドやサイズ感の好みが今の主流と少しズレているだけで
ムーブメントの仕上げやケースの美しさは紛れもなく本物です。

流行に左右されず、自分だけの価値観でこれらのモデルを選べることこそ、本当の意味での贅沢なのかもしれません。この記事が、あなたにとって最高の一本との出会いのきっかけになれば嬉しいです。

購入の際は、目先の価格だけでなく、メンテナンス履歴や販売店の信頼性もしっかりチェックして、後悔のない時計選びを楽しんでください!

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