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パテックフィリップの一番安いモデルは?定価や中古相場を解説

パテックフィリップの一番安いモデルは?

時計好きの頂点、パテックフィリップ。
いつかは手にしたいと思いつつ、やはり気になるのはお値段ですよね。

パテックフィリップの一番安いモデルなら、少し頑張れば手が届くのではないかと期待を込めて調べている方も多いかなと思います。

しかし、2025年の現実は厳しく、正規店の定価で買える入門機は限られていますし
中古市場においてもパテック フィリップの中古の最安値の相場は以前とは別次元の価格になっています。

カラトラバの3919や3520、あるいはクォーツモデルの3944といった、かつての定番を検討しても、安さだけで選ぶとパテック フィリップの安いモデルを買って後悔するという事態になりかねません。

この記事では、パテック フィリップの正規店における購入制限や入門機の実態、そしてパテック フィリップのカラトラバ3919の中古価格の動向など、最新の相場情報を踏まえ
後悔しないための一台を見つけるヒントを私なりにまとめてみました。

特にアクアノート5167Aの定価の2026年現在の実情についても触れていきますね。

高級時計ブティックの店内で、展示された時計を熱心に眺めるスーツ姿の日本人男性。
Urban Time Muse
  • 現行モデルの定価と実際に入手可能な価格のギャップ
  • 中古市場で狙い目となる100万円台のモデルの真価
  • 購入後に発生するオーバーホールなどの維持費の目安
  • 資産価値を維持するためにチェックすべき付属品の条件
目次

パテックフィリップの一番安いモデルの定価と現実

憧れのパテックフィリップを正規店で手に入れようとしたとき、カタログを見て驚くのがその価格設定です。

「一番安いものから見せてください」と言うのは少し勇気がいりますが
現実的にどの程度の予算が必要なのか、2026年現在の状況を整理してお話ししますね。

正規店で購入可能なレディースの最安値

洗練された装いの日本人女性の腕に輝く、ダイヤモンドをあしらったレクタンギュラーケースの高級クォーツ時計
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現在、パテックフィリップの全ラインナップの中で、定価ベースで最も安価なのはレディースモデルの「Twenty~4」です。

Ref.4910/1200Aというステンレススチール製のクォーツモデルで、国内定価は約261万円ほどになります。

パテックで200万円台と聞くと安く感じるかもしれませんが、これはブランドへの「入場券」とも言える戦略的な価格設定かなと思います。

Twenty~4が持つ戦略的背景

1999年に誕生したこのモデルは、パテックフィリップが「アクティブな現代女性」をターゲットに、初めてステンレススチールとダイヤモンドを組み合わせた記念碑的なコレクションです。

当時の「高級時計=貴金属」という常識を覆し
日常的に使える最高峰の時計として確固たる地位を築きました。

261万円という価格は、パテックの他の複雑機構モデルが数千万円することを考えれば
確かにエントリープライスとしての役割を果たしています。

クォーツであっても「最高峰」の仕上げ

パテックフィリップのクォーツムーブメント「キャリバー E 15」は、一般的な電池式時計とは一線を画しています。

地板にはペルラージュ装飾、受けにはコート・ド・ジュネーブが施され、機械式時計と同様の厳格な基準で磨き上げられています。

「一番安いモデル」であっても、パテックフィリップの紋章である「パテック フィリップ・シール」の基準を満たしており、職人の魂が込められている点に、ブランドの誠実さを感じますね。

Twenty~4のチェックポイント
  • パテックフィリップの中で、定価ベースで最も手の届きやすいモデル
  • ダイヤモンドをあしらった豪華な外装ながら、SS素材で日常使いしやすい
  • クォーツの維持のしやすさと、パテック特有の工芸品としての価値を両立

アクアノートの定価と実勢価格の乖離

メンズモデルで定価が抑えられているものといえば、アクアノートのRef.5167Aが挙げられます。ラバーストラップ仕様のステンレスモデルで、定価は約422万円

これなら頑張れば……と思うかもしれませんが、ここに大きな罠があります。
正規店の定価で買うことは、現在ほぼ不可能に近い状況なんです。

「定価最安」という数字のパラドックス

アクアノートは、パテックフィリップの中でも「スポーツ・エレガンス」を象徴する人気モデルです。

定価だけを見れば、貴金属ケースのカラトラバよりも安く設定されていますが、その人気ゆえに正規店のウェイティングリストは事実上閉鎖されています。

2026年現在、二次流通市場での価格は1,000万円を超え
定価との差額が600万円以上という異常事態が続いています。

実勢価格が高騰し続ける理由

この価格の乖離は、単なる投機目的だけでなく、世界的な供給不足とパテック自身のブランディング戦略によるものです。パテックは年間生産本数を厳格に制限しており、特にステンレスモデルの供給を絞っています。

その結果、正規店で買える人は「選ばれし顧客」のみとなり、一般のファンが手に入れるには高騰した中古市場を頼るしかないというのが、今の厳しい現実ですね。

アクアノート購入の注意点

「定価422万円」という数字を見て予算を組むのは非常に危険です。
中古市場の動向を常にチェックし、現実的な「市場価格」を把握しておくことが、パテック選びの第一歩になります。

正規店での購入制限と入門機選びの注意点

パテックフィリップの正規店には、特定の人気モデルに対して厳しい購入制限が設けられています。

以前は「まずは入門機として安いモデルから買って実績を作ろう」という戦略もありましたが
今はそれすら通用しにくいのが現状です。

「一見さん」へのハードルの高さ

特にアクアノートやノーチラスといった人気モデルは、過去にその店舗でどれだけ購入実績があるかが重視されます。初めてお店を訪れて「一番安いモデルをください」と言っても、すぐに希望のモデルが出てくることは稀です。

むしろ、購入制限のあるモデルを手に入れるためには
長年にわたる担当者との信頼関係構築が必要不可欠となっています。

入門機としてのドレスウォッチ

もし正規店で実績を作りたいのであれば、スポーツモデルではなく、カラトラバのようなドレスウォッチから検討するのが現実的かもしれません。

しかし、現行のカラトラバ(Ref.6119など)も定価が400万円台後半からとなっており、かつてのような「100万円台の入門機」は、新品市場からは姿を消してしまいました。

正規店での関係構築のコツ

パテックの担当者は、単に「お金を持っている人」ではなく「パテックフィリップの哲学を理解し、長く愛用してくれる人」を探しています。

安いモデルを実績作りの道具として見るのではなく、その時計自体の魅力を語れるようになることが、結果として憧れのモデルへの近道になるのかな、と私は思います。

パテックフィリップ公式サイトでは、各モデルの詳細なスペックやブランドの歴史が公開されています。
購入前にその歴史を学んでおくと、お店での会話も弾むかもしれませんよ。
(出典:パテック フィリップ 公式サイト

資産価値を左右する付属品とアーカイブの有無

パテックフィリップを所有する上で、資産価値の維持は無視できないポイントです。

一番安いモデルを探していると、たまに相場より極端に安い個体を見かけますが、その多くは保証書(オリジナル証明書)が欠品しています。

保証書こそが最強の資産証明

パテックフィリップにおいて、オリジナルの保証書は単なる紙切れではありません。

その時計がいつ、どこの正規店で販売されたかを証明する唯一の書類であり、これが欠けているだけで、リセール時の価格は大幅に下がります。

特に海外のオークションなどでは
保証書の有無が落札価格を数百万円単位で左右することもあります。

アーカイブ(抽出証明書)の役割と限界

保証書がない場合、パテックフィリップ本社の製造記録から「アーカイブ」を取り寄せることができます。

これは「そのリファレンスの時計が確かにパテックで作られた」ことを証明してくれますが、現在の所有者の名前などは記載されず、あくまで製造の事実を裏付けるものです。

アーカイブがあるからといって、オリジナルの保証書と同等の価値が認められるわけではないので、中古購入時は注意が必要です。

付属品完備が「安い買い物」になる理由

たとえ購入時の価格が10万円高くても、箱や保証書、小冊子などが全て揃った「完備品」を選んでおけば、将来手放す際のスムーズさや査定額で十分に取り戻せます。

パテックフィリップを「資産」として見るなら、本体の状態と同じくらい、付属品の状態にもこだわるべきですね。

メンテナンス費用を含めた実質的な維持費

購入価格が安く済んでも、その後の維持費で「こんなはずじゃなかった」と後悔するパターンも多いです。

パテックフィリップは一生モノどころか、孫の代まで使える時計ですが
それには定期的なオーバーホールが欠かせません。

精密な機械式時計のムーブメントを、ルーペ越しに慎重にメンテナンスする熟練の日本人時計師
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永久修理の安心感と高額なコスト

パテックフィリップは「創業以来のすべての時計を修理する」と宣言している世界でも稀有なブランドです。
しかし、その技術力とサービスを維持するためには相応の対価が必要です。

2026年時点のメンテナンス料金体系を把握しておくことは、長期的な所有計画において非常に重要です。

サービス内容 基本料金の目安(税込) 備考
クォーツ・オーバーホール 約60,000円~ 電池交換、防水テスト込み
手巻き・オーバーホール 約162,000円~ 主要部品の洗浄、調整
自動巻き・オーバーホール 約180,000円~ ローター機構の点検を含む
ケース・ブレスの研磨 約63,000円~ オーバーホール時のオプション価格

トータルコスト・オブ・オーナーシップ(TCO)の考え方

5年に一度のオーバーホールを行うと仮定すると、手巻きモデルであれば年間約3万円強の積立が必要になります。

もしヴィンテージに近い古いモデルを安く購入した場合、部品の摩耗具合によっては初期の修理費用だけで50万円を超えることも珍しくありません。

「安いパテック」を買う際は、最低でも30万円程度の「メンテナンス予備費」を頭に持っておくのが大人の嗜みかな、と思います。

パテックフィリップの一番安いモデルを中古で探すコツ

正規店での購入が難しい今、現実的な選択肢となるのが中古市場です。

一昔前のドレスウォッチであれば、パテックの真髄を味わいつつ、比較的手の届きやすい価格で見つけることができます。私が個人的に注目しているモデルを紹介しますね。

カラトラバ3919の中古相場と値動き

重厚な木製デスクの上に置かれた、クルー・ド・パリ装飾のベゼルを持つクラシックなイエローゴールドのドレスウォッチ
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パテックフィリップの象徴といえば、やはりカラトラバです。

その中でもRef.3919は、1985年から2006年まで製造されたロングセラーモデルであり、ブランドの広告塔として最も有名な存在です。

その最大の特徴は、ベゼルの「クルー・ド・パリ(ホブネイル)」装飾。光の加減でキラキラと輝くこの意匠は、一目でパテックだとわかる気品に満ちています。

現在の相場状況

2026年現在の中古相場は150万円から190万円程度。

2010年代後半には100万円を切る個体もありましたが、近年は資産としての価値が見直され、じわじわと上昇しています。33.5mmという小ぶりなサイズ感が、近年のクラシック回帰のトレンドと合致し、世界的に需要が高まっているのが要因ですね。

なぜ3919が狙い目なのか

製造期間が長かったため、市場での流通量が比較的安定しています。
選択肢が多いということは、自分の納得できるコンディションの個体を選びやすいということです。

また、搭載されている手巻きのキャリバー 215 PS は、パテックが40年以上にわたって改良を重ねてきた信頼の塊。

メンテナンス性も良く、今後数十年使い続けることを考えれば、この価格帯で手に入る「最高の入門機」と言っても過言ではありません。

100万円台で狙えるクォーツモデルの魅力

もし予算を100万円前後に抑えたいのであれば、1990年代頃のメンズクォーツモデル、例えばRef.3944などが候補に挙がります。
サイズは33mm程度と小ぶりですが、外装の仕上げはパテックそのもの。

「とにかく憧れのパテックを身につけたい」という方には
最も初期費用を抑えられるルートです。

クォーツモデルを侮ってはいけない理由

パテックフィリップのクォーツモデルは、実用性を追求した「道具」ではありません。
外装の美しさ、文字盤の質感、針の仕上げに至るまで、機械式モデルと全く同じラインで製造されています。

特に「Ref.3944」はクルー・ド・パリベゼルを採用しており、見た目は名作3919に非常に近いです。
機械式にこだわらなければ、100万円台前半でこのエレガンスを手に入れられるのは、非常に合理的な選択です。

資産価値の安定性

もちろん、機械式モデルほどの値上がり益は期待できませんが、パテックフィリップというブランドバリューがある限り、価値がゼロになることもありません

日常的に正確な時間を知るための「最高の相棒」として、そしてパテックの世界観を最も身近に感じるための入り口として、クォーツという選択は決して間違いではありません。

小径サイズや2針モデルで後悔しない選び方

白いドレスシャツの袖口に完璧に収まる、33mm径の小ぶりでエレガントな高級時計を身につけた日本人男性の手元。
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中古で安いモデルを探すと、ケース径が32mmや33mmといった「小径モデル」によく当たります。
例えばRef.3520などは、非常にシンプルな2針モデルで価格も控えめ。

しかし、普段40mmクラスのスポーツモデルに慣れている人がこれを買うと「思ったより小さい」「レディースっぽく見える」と後悔することもあります。

ドレスウォッチの黄金比を知る

クラシックなドレスウォッチの世界では、時計は「小さく着ける」のが正解とされています。
シャツの袖口にすっと収まり、必要な時だけ姿を見せる。

その控えめなサイズ感こそが、大人の余裕とエレガンスを表現するんです。

Ref.3520のような32mm径のモデルは、その究極の形。
秒針を省いた2針のデザインは、一分一秒に追われない「時の豊かさ」を象徴しています。

購入前のシミュレーション

後悔を避けるためには、必ず実機を腕に乗せてみること。
そして、鏡で全身のバランスを確認してください。

手元だけを見ると小さく感じても、全身のコーディネートで見ると、その小さな時計が放つ存在感に驚くはずです。

もしあなたが「デカ厚」時計のトレンドに疲れているなら、この小径モデルが新しい時計の楽しみ方を教えてくれるかもしれません。

サイズ選びのチェックリスト
  • 普段の服装(スーツ、カジュアル)との相性を考える
  • 「2針」という割り切ったデザインを許容できるか
  • 自分の中の「高級時計のイメージ」を一旦リセットしてみる
パテックフィリップ公式
パテックフィリップ公式

イエローゴールドとホワイトゴールドの価格差

パテックフィリップのドレスウォッチは、ケース素材によっても価格が変わります。

一般的に最も流通量が多く、比較的安価に見つけやすいのがイエローゴールド(YG)です。
これぞパテックという王道の高級感がありますよね。

ホワイトゴールド(WG)の密かな人気

一方で、ホワイトゴールドは一見するとステンレスのようにも見えますが、その独特の重みと輝きは格別です。

悪目立ちしたくないけれど、本物を身につけたいという層に根強い人気があり、中古相場ではイエローゴールドよりも5~10万円ほど高値で推移することが多いです。

特に冠婚葬祭などのシーンではホワイトゴールドの方が使い勝手が良く
その汎用性の高さが価格に反映されています。

ローズゴールド(RG)の希少性

ローズゴールド(パテックではローズゴールド、以前はピンクゴールドと呼称)は、さらに流通量が少なくなります。肌馴染みが良く、現代的な華やかさがあるため、コンディションの良い個体は高額になりがちです。

一番安いモデルを探すならイエローゴールドが近道ですが、自分のスタイルに合わせて素材を吟味するのも、中古探しの醍醐味ですね。

オーバーホール済みの個体を選ぶ重要性

中古でパテックを探す際、一番重要なのは「直近のオーバーホール歴」です。
何度も繰り返しますが、パテックの修理代は高額です。

120万円の激安個体を買っても、すぐに修理が必要で30万円かかってしまったら、結局150万円のオーバーホール済み個体を買った方がお得だった、なんてことになりかねません。

販売店のメンテナンス体制をチェック

信頼できる中古時計専門店であれば、販売前に自社提携の工房やメーカーでオーバーホールを行っています。
「メーカー修理明細書付き」の個体であれば、これ以上の安心はありません。

逆に「現状渡し」や「動作未確認」という個体は
素人には手を出せない領域だと思っておいたほうが無難です。

長期的なコストパフォーマンス

パテックフィリップは、適切にメンテナンスすれば一生、あるいはそれ以上使い続けられます。
初期投資を抑えることよりも、「しっかりメンテナンスされた、長く使える個体」を選ぶこと。

それが結果として、一番安くパテックフィリップを所有し続けるための秘訣になります。

パテックフィリップの一番安いモデルで最高の所有感を

自分の腕に収まった最高峰の時計を満足そうに見つめる、落ち着いた雰囲気の日本人男性
Urban Time Muse

いろいろとお話ししてきましたが、パテックフィリップは一番安いモデルであっても、その誇りと品質に一切の妥協がありません。

たとえ100万円台の中古モデルであっても、あなたの腕で刻む時間は
他の時計では決して味わえない特別なものになるはずです。

大切なのは、価格という数字だけを見るのではなく、その時計とこれから先、何十年も付き合っていけるかどうか。
メンテナンスを繰り返しながら、自分の人生を共に歩むパートナーとして納得できる一台を選んでください。

最終的な判断は、信頼できる専門店のスタッフさんと相談しながら決めてくださいね。
あなたの時計選びが、最高の思い出になることを願っています。

もっと詳しく知りたい方は、公式サイトや信頼できる時計専門誌もあわせてチェックしてみてください。

※記載されている定価や相場は、2026年時点の一般的な目安であり、為替や市場状況によって変動します。購入を検討される際は、必ず公式サイトや正規販売店、専門店で最新の情報をご確認ください。

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