「ロレックスが欲しいけれど、どんどん値上がりしていて手が出せない」あるいは「今買って高値掴みになったらどうしよう」と悩んでいる方は本当に多いのではないでしょうか?
私自身も
ショーケースを眺めるたびにため息をついている一人なので、その気持ちは痛いほど分かります(笑)
2025年は、ロレックスファンにとってまさに激動の1年でした。年始早々の世界一斉定価改定に始まり、歴史的な円安の進行、金(ゴールド)価格の最高値更新、さらには米国関税政策(いわゆるトランプ関税)のニュースなど、ロレックスの平均価格や相場推移を大きく揺るがす出来事が次々と起こりました。
これからロレックスを購入しようと考えている方にとって、現在の価格が適正なのか、それともロレックス相場2026予想のように今後さらに値上がりしてしまうのかは、資産を守る上でも非常に重要な関心事だと思います。
また、インターネット上ではロレックス値下がりや暴落といった不安を煽るようなキーワードも散見されますし、一方でロレックス定価実勢価格比較を見ると、依然として定価の2倍以上で取引されているモデルも多く、乖離の実態が見えにくくなっています。
さらに、海外のニュースを見ていると「日本はロレックス安い国だ」なんて言われていますが
私たち日本人からすれば「どこが?」と言いたくなるような状況ですよね。
この記事では、そんな混沌とした2025年の市場動向を、私の視点で徹底的に深掘りします。
単なる数字の羅列ではなく、その背景にある「なぜ?」を紐解きながら、最新データに基づいた相場の実態と今後の展望を分かりやすく解説していきます。
この記事が、あなたの「運命の1本」選びの助けになれば嬉しいです。
- 2025年の市場を動かした定価改定や円安、米国関税などの複合的な要因が深く理解できる
- 主要モデルにおける実勢価格と定価との乖離状況や、プレミアム価格の構造が把握できる
- 価値として値上がりしやすいモデルと、逆に定価割れリスクのあるモデルの決定的な違いが分かる
- 2026年に向けた相場予測のシナリオを知り、自分にとっての最適な「買い時」を判断できる
2025年のロレックス平均価格と相場動向の実態
2025年のロレックス市場は、過去数年と比較しても類を見ないほど「マクロ経済」の影響を強く受けた年でした。
時計業界内部の事情だけでは説明がつかない価格変動が起きています。
ここでは、ロレックスの平均価格がどのように推移し、どのような要因で動いてきたのか、その全体像を詳しく見ていきましょう。

過去のロレックス価格推移を徹底解説
ここ数年のロレックスの価格推移を振り返ると、2022年の異常なバブルと急落、その後の調整期間を経て、2025年は「価格の底上げ(ベースアップ)」が完全に定着した年になりました。
2025年1月の定価改定がもたらした「フロア価格」の上昇
まず、相場全体の基準を大きく変えたのが、2025年1月1日に実施された世界一斉の定価改定(メーカー希望小売価格の値上げ)です。
ロレックスは原材料費の高騰や、スイス本国の人件費上昇、そして為替変動への対応を理由に、日本国内を含むグローバル市場で大幅な価格改定を行いました。
この改定幅はモデルによって異なりますが、平均して約6%から、一部のゴールドモデルや特殊なモデルでは最大20%近くもの値上げとなりました。
これは過去の改定と比較してもかなり強気な水準です。
二次流通市場(並行輸入店や中古市場)の価格は、基本的に「定価」を基準ラインとして、そこに需給バランスによる「プレミアム(上乗せ価格)」が加算されて形成されます。
つまり、土台となる定価が物理的に上昇したことで
実勢価格の「フロア(下限)」が強制的に引き上げられたのです。
例えば、定価が100万円から110万円に上がれば、中古市場での買取価格や販売価格も、その10万円分をスライドさせる形で上昇します。
これが2025年の平均価格上昇の最も基礎的な要因です。
| モデル素材カテゴリー | 2025年 値上げ率の目安 | 市場への影響 |
|---|---|---|
| ステンレススチール (SS) | +6.0%~+8.0% | 最も流通量が多いゾーン。サブマリーナーやGMTマスターIIの実勢下限価格を押し上げ。 |
| ロレゾール (コンビ) | +10.0% ~ +11.4% | 金価格上昇分を転嫁。デイトナやデイトジャストのコンビモデルの割安感が薄れる。 |
| 金無垢 (ゴールド) | +12.0% ~ +13.0% | 歴史的な金相場高騰をダイレクトに反映。資産保全目的の買いが増加。 |
金(ゴールド)相場の歴史的高騰と「素材価値」
さらに2025年を象徴するのが、金(ゴールド)相場の歴史的な高騰です。安全な富としての金の需要が高まったことで、1グラムあたりの金価格が過去最高値を更新し続けました。
第一に「原価価値の上昇」です。
金無垢モデル(デイデイトやデイトナのゴールドモデル)はもちろん、ステンレスと金を組み合わせたロレゾールモデルにおいても、時計に含まれる貴金属そのものの価値(地金価値)が上がりました。
これにより、時計としての人気だけでなく、貴金属としての価値が下支えとなり、相場が下がりにくい状況が生まれました。
第二に「インフレヘッジとしての需要」です。
現金の価値が目減りする中、換金性が高く、かつ素材価値も担保されているロレックスへ資金を逃避させる動きが加速しました。
従来はステンレスモデル一辺倒だった人気が、価値の観点からゴールド系モデルにも波及し、ブランド全体の平均価格を押し上げたのです。
2025年の価格上昇は、単なる一過性のブームや人気過熱だけではなく、定価改定や素材価格の高騰といった「構造的かつ物理的な要因」によって強固に支えられています。
ロレックスの値下がりや暴落の真相
Google検索のサジェスト機能を見ると「ロレックス 暴落」や「値下がり」といった、少しドキッとするようなキーワードが表示されることがあります。
これから数百万円もの買い物をしようとしている私たちにとって、これほど不安になる言葉はありません。

「もしかして、今買うと大損するんじゃないか?」
「バブルが弾けて、半値になってしまうんじゃないか?」
そんな不安を抱くのは当然のことです。
しかし、データを冷静に分析すると、2025年現在において市場全体の大暴落は起きていないというのが真実です。
「暴落」という言葉の正体
なぜ「暴落」という言葉が検索されるのでしょうか?
それは、2022年の記憶が強く残っているからだと推測されます。
2022年の春頃、ロレックス相場は異常なまでの過熱を見せ、デイトナがとんでもない高値を記録しました。
その後、世界的な金融引き締めなどの影響で急激な調整(下落)が起こり、一時期はピークから大きく値を下げました。
しかし、2025年の状況は当時とは異なります。現在の価格推移は、2022年のような投機的な急騰ではなく、前述した定価改定やインフレを背景とした「実体経済を伴う上昇」に近い動きを見せています。
米国関税政策(トランプ関税)による「39%ショック」と駆け込み需要
むしろ2025年後半にかけては、相場が「暴落」するどころか、再び上昇トレンドに入りました。
その最大のトリガーとなったのが、米国政府によるスイス製時計への関税引き上げ問題、通称「39%ショック」です。
トランプ政権(またはその政策決定プロセス)において、貿易赤字是正を名目にスイス製品に対して最大39%の関税を課す可能性が示唆されました。
このニュースが世界中を駆け巡った瞬間、市場はパニックではなく「買い」に動きました。
「関税が発動されて価格が跳ね上がる前に、現物を確保しておきたい」
このような心理が働き、世界最大の消費地であるアメリカ国内の富裕層やバイヤーが一斉に在庫確保に走りました。
この強烈な駆け込み需要により、北米市場の在庫が枯渇。
その波及効果として、日本を含む世界中の市場からロレックスが買い漁られる事態となり、結果として平均価格が押し上げられたのです。
「暴落」という言葉は、YouTubeやSNSで注目を集めるために大げさに使われる傾向があります。
実際の市場データを見ると、デイトナやサブマリーナーなどの主要モデルは高値圏で安定しており、むしろ強含みで推移しています。
情報の見極めには十分注意しましょう。
2026年のロレックス相場予想
過去と現在が分かったところで、私たちが一番知りたいのは「未来」の話、つまり「これからどうなるの?」という点ですよね。
2026年のロレックス相場予想については、多くの市場関係者や専門家が分析を行っていますが、大方の見方は「緩やかな上昇トレンドの継続、もしくは高値安定」というシナリオで一致しています。

供給不足は2029年まで解消されない?
相場が崩れない最大の根拠は、圧倒的な「需要超過(供給不足)」の状態が解消される見込みがないことです。
ロレックスの時計は、職人の手作業による工程が多く、急に生産量を倍増させることは不可能です。
ロレックス社もこの状況に対応するため、スイス国内に新しい工場の建設を進めていますが、その本格稼働は早くても2029年頃になると報じられています。
つまり、少なくとも2026年の時点では、供給量が劇的に増えて街中にロレックスが溢れかえる…という状況は物理的に考えにくいのです。
インフレとさらなる定価改定の可能性
また、世界的なインフレ基調が続く限り、ロレックス自身がさらなる定価改定(値上げ)を行う可能性も極めて高いと言えます。
ロレックスは「ブランド価値の維持」を最優先にする企業です。インフレによって相対的に通貨の価値が下がれば、それに合わせて定価を引き上げるのは企業として当然の防衛策です。
もし2026年にも再び5%~10%程度の定価改定が行われれば、それがまた新たな「フロア価格」となり、中古市場や並行市場の価格を一段高く押し上げることになるでしょう。
つまり、待てば待つほど、定価も実勢価格も上がってしまうというスパイラルは、残念ながらまだ続く可能性が高いのです。
ロレックスの定価と実勢価格の比較
初めてロレックスを購入しようとする方が最も戸惑い、そして衝撃を受けるのが「定価」と「実勢価格(並行販売価格)」の間に存在する巨大な価格差、いわゆる二重構造ではないでしょうか。
「公式サイトに150万円って書いてあるのに、なぜ店舗では300万円で売っているの?」
この疑問はもっともです。
正規販売店(正規店)に行けば定価で購入できますが、人気モデルは常に「在庫なし」の状態。
そのため、多くのユーザーは並行輸入店や二次流通市場で購入することになりますが、そこでは需要と供給のバランスによって価格が決まるため、定価を大きく上回るプレミア価格が付いているのが現状です。

カテゴリー別プレミアム率の目安
この価格差(乖離率)は、モデルの人気度によって大きく異なります。
2025年現在の平均的な傾向をまとめました。
| モデルカテゴリー | 定価との乖離(プレ値)傾向 | 解説 |
|---|---|---|
| ステンレススポーツ (デイトナ、GMTマスターIIなど) |
定価の2倍~3倍 | 最も入手困難。資産価値としても最高ランクですが、購入時のイニシャルコストも莫大です。デイトナに至っては定価の2.5倍以上が当たり前です。 |
| ステンレス実用系 (サブマリーナー、エクスプローラー) |
定価の1.3倍~1.5倍 | プレミアムは付いていますが、デイトナほど過熱していません。リセールバリューと実用性のバランスが良く、ファーストロレックスに選ばれやすいゾーンです。 |
| ドレス・コンビ系 (デイトジャスト、オイスターパーペチュアル) |
定価~1.2倍 | 文字盤の色やサイズ、ブレスレットの種類によって大きく異なります。「ミントグリーン」のような人気色はプレ値ですが、定番色は定価付近で購入できる場合もあります。 |
このように、私たちが市場データとして目にする「ロレックス 平均 価格」とは、カタログ上の定価ではなく、このプレミアムがたっぷり乗った実勢価格の平均値であることを理解しておく必要があります。
予算を組む際は、公式サイトの定価ではなく、必ず並行店の販売サイトなどで実勢価格を確認するようにしましょう。正確な定価情報はメーカー公式サイトで確認できます。(出典:ロレックス公式サイト)
日本はロレックスが安い国なのか
「日本でロレックスを買うと世界で一番安い」
こんな噂を耳にしたことはありませんか?
私たち日本に住んでいる人間からすると「こんなに値上がりしているのに、安いわけがない!」と反論したくなりますよね。
しかし、海外の投資家やバイヤーの視点から見れば、これは紛れもない事実なのです。
円安が生み出す「ジャパン・ディスカウント」
その最大の要因は、やはり長引く「円安」です。
2025年もドル円相場は円安基調を維持しました。
例えば、アメリカで2万ドル(約300万円)で取引されている時計が、日本の並行店では為替のマジックで280万円相当で売られている、といった現象が頻発しています。
さらに、訪日外国人観光客(インバウンド)には「免税(Tax Free)」という強力な武器があります。消費税分10%が免除されるため、実質的にさらに1割引きでロレックスを購入できる計算になります。
国内在庫の流出と価格上昇のジレンマ
この「割安感」に気づいた海外のバイヤーや観光客が、銀座や中野、新宿などの有名時計店に殺到し、良質なロレックスの在庫を次々と購入しています。
ここで皮肉な現象が起きます。
海外から見て「日本は安い」からこそ猛烈に買われ、その結果、日本国内の在庫が不足します。
在庫が足りなくなれば、日本の並行店は商品を確保するために買取価格を上げざるを得ません。
買取価格が上がれば、当然、販売価格(実勢価格)も上昇します。
つまり、「日本は安い国」であるがゆえに海外需要が集中し、その結果として、私たち日本国内在住者が買う時の価格はじわじわと吊り上げられてしまっているのです。
日本人が日本でロレックスを買うのが難しくなっている背景には、こうしたグローバルな為替と需給のメカニズムが働いています。
モデル別ロレックス平均価格の詳細分析
ここまでは市場全体の大きな流れを見てきましたが、ロレックスの面白いところ(そして難しいところ)は、モデルによって全く異なる動きをすることです。
ここからは、「ロレックス 平均 価格」という全体像から一歩踏み込んで、具体的なモデルごとの動きを見ていきましょう。どのモデルを選ぶかで、将来的な価値や所有満足度は天と地ほど変わってきます。
デイトナ等の買取相場と高騰理由
ロレックスを語る上で絶対に避けて通れないのが「キング・オブ・ロレックス」と称されるコスモグラフ デイトナです。
2025年も、このモデルの人気と価格は、他の追随を許さない圧倒的なものでした。

ステンレスモデル(Ref.126500LN)の動向
特に注目すべきは、一番人気のステンレススティールモデル(Ref.126500LN)です。
2023年にモデルチェンジを果たしましたが、新型への移行が完了した2025年現在、その実勢価格は約480万円~590万円という高値圏で推移しています。
定価が約235万円ですから、依然として「定価の2倍以上」という驚異的なプレミアム率を維持しています。
なぜここまで高いのでしょうか?理由は大きく分けて3つあります。
- 圧倒的なステータス性: 「デイトナを着けている」という事実だけで、時計愛好家の間では一目置かれます。成功者の証としてのブランド力が極めて高いのです。
- 実需と投機需要の融合: 純粋に時計として欲しい「実需」に加え、「デイトナなら絶対に損をしない」「むしろ儲かる」となり、常に買い手が途切れません。
- 供給の絶対的不足: クロノグラフムーブメントは製造が難しく、他のモデルに比べて生産数が限られています。
2025年後半には、前述した「関税ショック」の影響を最も強く受けたのがこのデイトナでした。
換金性の高いデイトナは「国際通貨」のような側面も持っているため
世界情勢が不安定になると真っ先に資金が流入する傾向があります。
「白」vs「黒」の価格差
デイトナを購入する際に悩ましいのが文字盤の色ですが、資産価値の観点からは明確な答えが出ています。
現在の市場では、黒文字盤よりも「白文字盤(パンダダイヤル)」の方が圧倒的に人気が高く、価格も高い傾向にあります。
同じ型番、同じ状態であっても、実勢価格で30万円~50万円ほどの差がつくことも珍しくありません。
リセールバリューを最優先するなら、迷わず白を選ぶのがセオリーとなっています。
ロレックスの資産価値が高いモデル
「せっかく高いお金を出して買うなら、将来的に価値が下がらない、あわよくば値上がりするモデルを選びたい」
これは決して卑しい考えではなく、高級時計を購入する上での賢い戦略です。
2025年の市場データを詳細に分析すると、価値が高いモデル(=リセールバリュー、換金率が良いモデル)には、いくつかの明確な共通点が見えてきます。

価値の方程式:Tier 1(ティアワン)モデルの特徴
金銭的価値の視点で見たとき、最も手堅い「Tier 1」と呼ばれるカテゴリーには、以下の条件を満たすモデルが含まれます。
- プロフェッショナルモデル(スポーツモデル)であること: ドレスウォッチよりも圧倒的に需要が強く、流行り廃りの影響を受けにくいです。
- 素材がステンレススチールであること: 金無垢モデルは定価自体が高額なため、定価に対する上昇率(%)で見るとステンレスには敵いません。
- 「特定の色」を纏っていること: これが重要です。ロレックスのコーポレートカラーである「グリーン(緑)」や、プラチナモデル専用の「アイスブルー」、GMTマスターの「赤青(ペプシ)」など、一目で特別なモデルだと分かるカラーリングは、市場評価が桁違いに高くなります。
具体的な推奨モデル
2025年12月現在、この条件に合致し、鉄板の資産価値を誇るのが以下のモデルたちです。
- サブマリーナー デイト (Ref.126610LV)
- 通称「スターバックス」や「グリーンサブ」。黒文字盤に緑のベゼルを合わせたモデルで、黒ベゼルの通常モデルに対して常に30万円~40万円のプレミアムが上乗せされています。
- GMTマスターII (Ref.126710BLRO)
- 通称「ペプシ」。青と赤のツートンベゼルは製造難易度が高く、供給が少ないと言われています。特にジュビリーブレスレットのモデルは人気が沸騰しており、デイトナに迫る勢いで価格が上昇しています。
定価割れするモデルの特徴と回避法
一方で、盲目的に「ロレックスなら何でも値上がりする」と信じ込むのは非常に危険です。
実際には、購入して店を出た瞬間に、買取価格が定価を下回ってしまう「定価割れ」のリスクがあるモデルも少なからず存在します。
資産性を重視してロレックスを選ぶのであれば、以下の特徴を持つモデルは慎重に検討する必要があります。(もちろん、デザインが気に入って一生使い続けるなら全く問題ありません!)
定価割れリスクが高いモデルの特徴
- 貴金属と宝石を多用したハイエンドモデル:
フルゴールドで文字盤やベゼルにダイヤモンドがびっしり埋め込まれたモデルは、定価が数百万円~1000万円を超えます。しかし、二次流通市場での需要は限定的であるため、売却時には定価の60%~70%程度にしかならないケースがあります。 - 小ぶりなレディースモデル(28mmなど):
女性用の小径モデルは、実用品としての需要はありますが、投機的な需要がほとんど入りません。そのため、中古相場は比較的落ち着いており、定価以上で売れるケースは稀です。 - 不人気カラーのオイスターパーペチュアル:
オイスターパーペチュアルは色によって天国と地獄です。「ターコイズブルー」や「グリーン」は爆発的なプレ値ですが、「シルバー」や「ブライトブルー」などの通常色は、定価割れすれすれ、あるいは若干の定価割れとなる場合があります。
もしこれらが欲しい場合は、新品ではなく、最初から値下がりした状態の中古品(Used)を狙うのが、経済合理性の高い買い方と言えるでしょう。
ロレックス中古市場の価格差と傾向
ロレックスの購入を検討する際、新品(正規店での購入)が難しいとなれば、必然的に並行輸入店や中古市場に目を向けることになります。
しかし、いざサイトや店頭を見てみると
「同じモデル、同じ型番なのに、なぜこんなに価格が違うの?」と驚かれる方も多いのではないでしょう。

2025年の市場において、この「価格差」はかつてないほど複雑化し、そして拡大しています。
ロレックスの平均価格を正しく理解するためには、単なるモデルごとの相場だけでなく、個体の「コンディション(状態)」による価格の開きを把握しておくことが極めて重要です。
「未使用品」と「中古品」の決定的な違い
現在、市場で最も大きな価格差を生んでいるのが「未使用品(Unworn)」と「中古品(Used)」の壁です。
以前であれば、シールを剥がしただけの新品同様品と、数回使用した程度の美品との価格差はそこまで大きくありませんでした。
しかし、ロレックスが投資対象として広く認知された2025年現在、コレクターや投資家は「完全なる無傷」の状態を異常なほど好みます。
- 未使用品(Unworn): コマ調整がされていない(あるいはされていても未着用)、保護シールの一部が残っている、保証書の日付が直近であるもの。これらは「新品」と同等に扱われ、最高値がつきます。
- 中古品(Used): 一度でも腕に巻いて外出した形跡があるもの、微細なスレ傷(スクラッチ)があるもの。
例えば、人気モデルのサブマリーナーにおいて、この両者の間で20万円~30万円もの価格差が生じることも珍しくありません。
「自分で使うから、多少の傷は気にしない」という方にとっては、この中古品ゾーンこそが、相場よりも安く手に入れられる「狙い目」となります。
保証書(ギャランティ)の日付が価格を左右する
もう一つ、ロレックス特有の面白い(そして厄介な)ルールがあります。
それは「保証書の日付」です。
ロレックスの製品保証は購入日から5年間有効ですが、二次流通市場では「保証期間がどれだけ残っているか」以上に「いつ製造・販売された個体か」を証明するデータとして日付が重視されます。
同じ未使用品であっても、保証書の日付が「2025年12月」のものと「2024年1月」のものでは、最新の日付の方が数万円~10万円ほど高く評価されます。
これを業界では「年式」のような感覚で捉えており、新しいほどリセールバリューが高くなる傾向にあります。
賢い選び方:Aランクの中古品を狙え
では
私たち一般ユーザーはどれを選ぶべきなのでしょうか?
もしあなたが「将来的な転売益」を最優先にする投資家なら、高くても「最新日付の未使用品」を買うべきです。
しかし、「憧れのロレックスを腕に巻いて楽しみたい」という純粋な時計ファンであれば、私は迷わず「Aランクの中古品」をおすすめします。
信頼できる専門店が販売する「Aランク(美品)」は、専門の技術者によって外装の研磨(新品仕上げ)や内部点検が行われていることが多く、肉眼では新品と見分けがつかないほど綺麗です。
それでいて、未使用品プレミアが乗っていないため、実勢価格の平均値よりもかなりリーズナブルに購入できます。
「最初の1本傷」を自分でつける恐怖から解放されるという意味でも、精神衛生上、中古品の方が気軽に使えたりするものです。
市場の平均価格という数字だけに惑わされず、自分にとって「ちょうどいいコンディション」を見極めることが、満足度の高い買い物をする秘訣と言えるでしょう。
ロレックス平均価格から見る買い時
さて、ここまで2025年の市場動向やモデルごとの特徴、中古市場のルールについて詳しく見てきました。
最後に、誰もが抱く究極の疑問に答えを出して、この記事を締めくくりたいと思います。
「結局のところ、ロレックスはいつ買うのが正解なのか?」
ロレックスの平均価格がこれほどまでに高騰し、変動している今、購入ボタンを押す指が震えてしまうのは当然です。しかし、過去のデータと未来の予測を照らし合わせると、一つの明確な答えが見えてきます。

長期視点では「今日」が一番安い
非常に月並みな言葉に聞こえるかもしれませんが、ロレックス市場において「欲しいと思った時が買い時」というのは、歴史が証明している真理です。
10年前、デイトナが150万円だった頃「高すぎる、バブルだ」と言われていました。
5年前、250万円になった時も「もう天井だ、暴落する」と囁かれました。
そして2025年12月現在、その価格は500万円を超えています。
もちろん、短期的には数万円~数十万円の上下動はあります。
円高が進めば一時的に下がることもあるでしょう。
しかし、2026年以降も世界的なインフレや人件費の高騰、そしてロレックス自体のブランド戦略(定価の引き上げ)が続く限り、長期的なチャートが右肩上がりを描く可能性は極めて高いのです。
「もう少し安くなったら買おう」と待っている間に定価改定が行われ、市場のベース価格が一段上がってしまう…
という悔しい経験を、私はこれまで何度もしてきました(笑)
「在庫との出会い」こそが買い時
また、価格以上に重要なのが「在庫の有無」です。
どんなにお金を用意しても、肝心のモノがなければ買うことはできません。
特に中古市場においては、状態の良い個体や、自分が探している特定の製造年のモデル(バースデーウォッチなど)に出会えるかどうかは「ご縁」です。
円安や関税の影響で海外流出が止まらない今、日本国内にある良質な個体は、私たちが迷っている間に、世界のどこかの誰かに買われてしまいます。
「ロレックス 平均 価格」の推移や相場予想をチェックすることは大切ですが、それ以上に「自分が納得できる個体に出会えた瞬間」を逃さないことが重要です。
その出会いがあった日が、あなたにとっての最良の買い時なのです。
最後に:価格以上の価値を手に入れる
ロレックスは単なる時計ではありません。それは高い換金性を持つ「富」であると同時に、日々のモチベーションを高め、人生の節目を彩ってくれる最高の「相棒」です。
2025年の平均価格は確かに高額ですが、それに見合うだけの耐久性と普遍的な美しさを持っています。
もしあなたが今、購入を迷っているなら、思い切って一歩を踏み出してみることをおすすめします。
この記事が、あなたのロレックス選びの一助となり、素晴らしい1本と巡り会えるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。


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