ロレックスというブランドにおいて、頂点に君臨し続けるモデルといえば、やはりコスモグラフ デイトナではないでしょうか?
その中でも白文字盤に黒いインダイヤルを配した通称「パンダ」は、単なる腕時計という枠を超え、成功者の証や資産防衛の手段として、世界中で熱狂的な支持を集めていますね。
これからこの時計を手に入れたいと考えている方の中には、その圧倒的な美しさに惹かれつつも
新型Ref.126500LNと旧型Ref.116500LNのどちらを選ぶべきか?
あるいは2025年以降の資産価値はどうなるのか?といった
具体的な疑問や不安を抱えている方も多いはずです。
決して安い買い物ではないからこそ
購入前に後悔しないための深い知識を持っておきたいと思うのは当然のこと。
この記事では、私自身がデイトナパンダについて徹底的にリサーチし、実際に感じた魅力や市場のリアルな動向について、余すところなくまとめてみました。
専門家の難しい解説ではなく、同じ腕時計好きの目線で分かりやすく紐解いていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
- 新型Ref.126500LNと旧型Ref.116500LNの細かな仕様変更とデザインの違い
- なぜ白文字盤のパンダモデルだけが黒文字盤よりも圧倒的に高騰しているのか
- 2025年以降の相場予測と正規店で購入制限を突破するための具体的な戦略
- 大切な時計の資産価値を最大化するための正しい保管方法やメンテナンス知識
ロレックス デイトナ パンダの新型と旧型の違い

2023年に待望のモデルチェンジを果たし、Ref.126500LNとして生まれ変わったデイトナ。
パッと見ただけでは「旧型とどこが変わったの?」と思う方もいるかもしれませんが、実はロレックスの設計思想における重要な変化が見て取れるんです。
ここでは、そのルーツとなる歴史的背景から、マニアも唸る微細な仕様変更まで、私が気になったポイントを徹底的に深掘りしていきます。
伝説のポールニューマンの歴史

デイトナの「パンダ」という愛称や、その凄まじい人気を語る上で、絶対に避けて通れないのが「ポール・ニューマン」の存在です。
俳優でありレーサーでもあった彼が愛用していたモデルは、今や腕時計界の伝説となっていますが、その歴史を知ることで現行モデルへの愛着がさらに深まるはずです。
不人気から始まった伝説
「パンダ」の起源は、1960年代から70年代にかけて製造された手巻きデイトナの「エキゾチック・ダイヤル」に遡ります。
実はこの文字盤、発売当時は奇抜なデザインと見なされ、全く人気がなかったという逸話があります。
多くの個体が通常の文字盤に交換されてしまったため、現存数が極めて少なく、それが現代における天文学的な価格高騰の要因となっているんです。
皮肉なものですが、この「不人気による希少性」が、コレクター心理をくすぐる最大の要因になっているんですね。
エキゾチック・ダイヤルの特徴
ポール・ニューマンモデルと呼ばれる個体には、通常モデルとは異なる明確な特徴があります。
例えば、インダイヤルの目盛りの先端が四角いブロック状になっている「スクエアマーカー」や、インダイヤルの数字に使われている独特の「アールデコ調フォント」などです。
また、文字盤の外周とインダイヤルが一段低くなっている「段差のあるダイヤル(ステップダイヤル)」も大きな特徴で、これにより立体感と奥行きが生まれています。
ポール・ニューマンモデルとして知られるのは、Ref.6239やRef.6263といった手巻きムーブメント(Valjoux社製)を搭載した古いリファレンスに限られます。
この時代のモデルが確立した「白と黒の強烈なコントラスト」は、視認性を高めるという機能的な役割を超え、現代においてはロレックスのアイコンとして完全に定着しました。
現行モデルを腕に巻くとき、この長い歴史と物語を身に着けていると感じると、満足感がまるで違ってくると思いませんか?
新型126500LNと旧型の違い
さて、ここからが本題です。現行のRef.126500LNと、ひとつ前のRef.116500LN。どちらも完成されたデザインですが、並べて比較するとその違いは明らかです。
「どちらを買うべきか」と悩んでいる方のために、詳細な違いを分析してみましょう。
最大の変化:ベゼルのメタルフレーム

Ref.126500LNの最も象徴的な変更点は、セラミックベゼルの外周に設けられたステンレススチールのメタルフレーム(縁取り)です。
旧型Ref.116500LNはベゼル全体がセラミックで覆われていましたが、新型はこのメタルリングがあることで、時計の輪郭がより強調され、クラシックな佇まいを見せています。
このデザインは、手巻きデイトナ(Ref.6263など)のプラスチックベゼルモデルを想起させる「ヴィンテージ回帰」の意匠だと言われています。
個人的には、この縁取りがあることで、スポーティな中にもドレッシーな要素が加わり
「スーツスタイルにもより合わせやすくなったんじゃないかな?」と感じています。
文字盤とインデックスの洗練
フェイスの印象を決めるインデックスも変更されています。旧型のインデックスは丸みを帯びた太めのデザインで力強さがありましたが、新型では細くシャープな形状に変更されました。
これは、1988年に登場したゼニス・エルプリメロベースのRef.16520のデザインに近いと評されており
より繊細でモダンな顔立ちになっています。
また、インダイヤルのリング幅も細くなり、文字盤の「白」の面積(余白)がわずかに増えました。これにより、視覚的なスッキリ感が増し、洗練された印象を与えています。
6時位置の「SWISS MADE」の間に王冠マークが入ったのも、新世代ムーブメントCal.4131搭載の証として見逃せないポイントですね。
| 比較項目 | 新型 (Ref.126500LN) | 旧型 (Ref.116500LN) |
|---|---|---|
| ベゼル構造 | 外周にSSメタルフレームあり | セラミック単体 |
| インデックス | 細身でシャープな形状 | 太めで丸みのある形状 |
| インダイヤル | リング幅が細い | リング幅が太い |
| ムーブメント | Cal.4131 (約72時間PR) | Cal.4130 (約72時間PR) |
白文字盤が黒より人気の理由

デイトナの購入を検討する際、誰もが直面するのが「白か?黒か?」という究極の選択です。
しかし、市場価格(実勢価格)を見ると、常に白文字盤(パンダ)の方が高値で取引されているという現実があります。
なぜ同じ時計なのに、ここまでの格差が生まれるのでしょうか?
視覚的効果とトレンド
最大の理由は、その視覚的なインパクトにあります。
黒いセラミックベゼルに対し、真っ白な文字盤はコントラストが非常に強く、遠目から見てもひと目で「デイトナだ」と認識できる存在感があります。
一方、黒文字盤はベゼルと文字盤が一体化して見えるため、非常に引き締まったクールな印象を与えますが、視覚的には白よりも小ぶりに感じられることがあります。
近年のラグジュアリーウォッチのトレンドとして「手首での存在感(リスト・プレゼンス)」が重視される傾向にあるため、白文字盤に人気が集中しているのです。
資産価値のスパイラル
そして無視できないのが、「資産価値」という観点です。
過去のオークションで高値を記録したポール・ニューマンモデルの多くが白ベースの「パンダ」配色であったことから、コレクターの間では「デイトナ=パンダ(白)」という図式が成立しています。
さらに「白の方がリセールバリューが良い」という事実が広く知れ渡った結果
純粋な時計ファンだけでなく、投資目的の層もこぞって白文字盤を指名買いするようになりました。
これにより需要が供給を遥かに上回り、価格がさらに吊り上がるというスパイラルが発生しています。
現状では、白と黒の価格差は単なる「色の好み」を超え、明確な「資産価値の格差」として定着してしまっていると言えるでしょう。
ベゼルの傷はつきやすいのか
新型Ref.126500LNのデザインは素晴らしいですが、実用面で気になるのが「傷」の問題です。
特に、新しく追加されたベゼル外周のメタルフレームについて、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
セラミックは強いが、ステンレスは…
ベゼルのメイン素材であるセラミックは非常に硬度が高く、傷には滅法強い素材です。
しかし、その外周を囲むステンレススチールのリングは、当然ながらセラミックほどの硬度はありません。
日常生活において、長袖シャツのカフスボタンと擦れたり、デスクワーク中に机の角に当たったりすることは避けられません。
旧型Ref.116500LNはベゼル全体がセラミックだったので、こういった細かい傷(ヘアラインスクラッチ)を気にする必要はほとんどありませんでした。
その点において、新型は「美しさ」と引き換えに、少しだけ「繊細さ」を持つようになったと言えます。
日常的にガシガシ使いたい方は、傷がつきやすいことを覚悟するか
あるいは傷が目立ちにくい黒文字盤を選ぶ、というのも一つの選択肢かもしれません。
保護シールという選択肢
最近では、この傷問題を解決するために、時計専用の保護フィルム(例:「うに☆シール」など)を利用するユーザーも増えています。
ベゼルやバックルなどの傷つきやすい部分に透明なフィルムを貼ることで、オリジナルの輝きを維持しようというわけです。
賛否両論あるかと思いますが
資産価値を維持したいと考えるなら、検討する価値はあるかもしれません。
装着感やサイズ感の実機評価
時計選びにおいて、スペック上の数字と同じくらい重要なのが、実際に腕に乗せた時の「装着感」です。
新型Ref.126500LNは、ケース形状の変更により、着け心地が大きく向上したと評価されています。
ケース形状の再構築
新型のケースは、ラグ(ベルトを固定する足の部分)の形状が大きく変更されました。
旧型は左右非対称で曲線的なラインを描いていましたが、新型はラグが太く、かつ切り立ったような直線的な形状になっています。
これは従来、プラチナやゴールドなどの「金無垢モデル」にのみ採用されていたケース形状であり、ステンレスモデルにもこの高貴なプロポーションが与えられたことは、ファンにとって嬉しいサプライズでした。
フィット感の向上
横から見ると、ラグの落ち方が旧型よりも急角度になっていることが分かります。
これにより、手首のカーブに沿うように時計がフィットし、装着時の安定感が増しました。
40mmというサイズ感は変わりませんが、ラグが太くなったことで視覚的なボリューム感が増し、より「ガッシリとした高級腕時計」を着けているという満足感があります。
旧型の流線型でセクシーなフォルムも魅力的でしたが、新型の構築的で力強いフォルムもまた、現代のロレックスらしい完成度を誇っています。
こればかりは好みの問題ですが、もし試着できる機会があれば(奇跡的な確率ですが!)
ぜひその違いを肌で感じてみたいものですね。
ロレックス デイトナ パンダの価格推移と購入法
「欲しいけれど、どこにも売っていない」「売っていても、値段が高すぎて手が出ない」
これが、デイトナパンダを追い求める私たちが直面する厳しい現実です。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
ここでは、2025年現在の市場価格の動向や、正規店で購入するための現実的な攻略法(デイトナマラソン)について、私の知る限りの情報をシェアします。
定価と資産価値の最新動向

まず、正規店定価と二次流通市場(並行店や中古市場)での実勢価格には、信じられないほどの乖離があります。
ロレックスは原材料費の高騰や為替変動を理由に、断続的に価格改定(値上げ)を行っており、2025年時点でステンレス製デイトナの定価も約235万円(税込)まで上昇しました。
特に白文字盤のパンダモデル(Ref.126500LN)は、新品・未使用品の実勢価格が600万円前後で推移しています。
つまり、定価で購入できた瞬間に、約350万円以上の「含み益」が発生する計算になります。
換金率(リセール率)にすると約250%という驚異的な数字です。
これほどのパフォーマンスを見せる金融商品は他になかなかありません。
黒文字盤の実勢価格は450万円~480万円程度ですので、白文字盤との間には100万円以上の価格差が存在します。
資産価値を最優先するなら、やはり白文字盤が圧倒的に有利な状況です。
この異常とも言えるプレミア価格は、世界的な需要過多と供給不足が原因ですが「高くても欲しい」という富裕層や投資家のマネーが集中し続けている以上、この構造は簡単には崩れないでしょう。
今後の相場推移と価格予想
「今は高すぎるバブルなのではないか?」「これから価格は下がるのか?」というのは、購入を検討している方にとって最大の懸念材料ですよね。
未来のことは誰にも分かりませんが、いくつかの要素を分析すると、ある程度のシナリオが見えてきます。
2026年に向けたシナリオ
個人的な見解としては、Ref.126500LNの相場は「高値安定」または「緩やかな上昇」を続ける可能性が高いと考えています。
その最大の理由は、ロレックスの供給体制です。
ロレックスは品質を維持するために大量生産を行わない方針を貫いており、急激に市場への供給が増えることは考えにくいからです。
また、世界的なインフレ傾向や円安の影響も無視できません。
日本国内においては、円の価値が下がるリスクへのヘッジ手段(実物資産)としてデイトナが選ばれる傾向が強まっています。
海外相場との裁定取引(アービトラージ)も活発に行われているため、海外での評価が下がらない限り、国内相場だけが暴落するという事態は考えにくいのです。
過去の暴落局面からの回復力
もちろん、世界的な景気後退があれば一時的な調整(価格下落)が入る可能性はあります。
しかし、過去のリーマンショックやコロナショック時の動きを見ても、デイトナの相場回復力は他のモデルと比較して突出しています。
「下がったら買いたい」と待ち構えている待機需要が分厚いため、ある程度の価格まで下がるとすぐに買いが入り、相場が支えられるのです。
正規店の購入制限ルールの解説
並行店の価格が高騰している今、やはり正規店で定価購入を目指したいところです。
しかし、そこには「購入制限」という高い壁が存在します。
転売ヤーを排除し、本当に欲しい人に時計を届けるためのルールですが、私たち一般ユーザーにとっても厳しい内容となっています。
現在、国内の正規店では以下のようなルールが運用されています。
- 同一モデルの再購入制限:指定モデル(デイトナ含む)を購入した場合、同じリファレンスのモデルは5年間購入できません。
- 他モデルの購入制限:指定モデルを購入した場合、他の指定モデル(GMTマスターIIやサブマリーナーなど)は1年間購入できません。
- 本人確認の徹底:顔写真付きの公的身分証明書の提示が必須です。
- 決済方法の制限:原則として、購入者本人名義のクレジットカード、代理人による購入は不可。
さらに最近では、店舗独自のルールとして「いかなるモデルであっても、購入後6ヶ月~1年は次の提案を行わない」という運用をしている店舗も増えているようです。
つまり「とりあえず在庫があったエアキングを買っておこう」といった行動が、本命であるデイトナへの道を閉ざしてしまう可能性があるのです。
デイトナマラソンの攻略のコツ

では、この厳しい状況下でデイトナを手に入れるにはどうすればいいのでしょうか?
「在庫ありますか?」「ないです」の繰り返しに心が折れそうになる「デイトナマラソン」
しかし、成功者には共通するいくつかの特徴があります。
ターゲットとストーリーの明確化
「デイトナなら何でもいい」「黒でも白でもいいから欲しい」という態度は、最も避けるべきです。
これは転売目的と見なされる最大のリスク要因だからです。
「なぜRef.126500LNの白文字盤が必要なのか」という、あなただけの物語を伝える必要があります。
例えば「昇進の記念に一生モノとして」「結婚10周年の節目に」といった個人的な背景を、情熱を持って、かつ紳士的に店員さんに伝えてみてください。
販売員も人間です「この人の記念日に、この時計を届けたい」と思わせることができれば、バックヤードへの扉が開く確率はぐっと上がります。
身だしなみと頻度
ロレックスはラグジュアリーブランドです。
店舗の雰囲気に調和する清潔感のある服装(ビジネスカジュアル以上が推奨)で訪れることは、最低限のマナーであり戦略です。
また、訪問頻度も重要です。
毎日同じ時間に行くよりも、曜日や時間帯を変えて訪問することで、異なるスタッフと接点を持ち、入荷のタイミングに遭遇する確率を高めることができます。
「週1~2回程度、迷惑にならない頻度で長く通い続ける」ことが、信頼関係構築への近道と言えるでしょう。
高額買取を狙うための保管方法

苦労して手に入れたデイトナパンダ。もし将来的に手放す可能性が少しでもあるなら、購入直後から「資産価値の維持」を意識した保管を心がけるべきです。
付属品は「ゴミ」ではない
箱、保証書(ギャランティカード)、取扱説明書はもちろんですが、サイズ調整で外した「余りコマ」や、緑色のクロノメータータグ、ベゼルカバーなど、購入時についてきたものは何一つ捨ててはいけません。
「磨かない」勇気
将来オーバーホール(分解掃除)に出す際、ケースの傷を消すために研磨(ポリッシュ)を勧められることがありますが、安易に依頼するのは危険です。
ヴィンテージ市場やコレクターの間では、多少の傷があってもケースの形状が痩せていない「未研磨(ノンポリッシュ)」の個体が高く評価される傾向があるからです。
ロレックスの詳しいお手入れ方法については
ロレックス公式サイト「お手入れとアフターケア」のページなどを参照してください。
特にRef.126500LNのようなシャープなラグ形状を持つモデルの場合、研磨によって角が丸くなってしまうと、その魅力が半減してしまいます。
「傷も歴史の一部」と割り切って、オリジナルのプロポーションを維持することが、賢いオーナーの選択と言えるでしょう。
ロレックス デイトナ パンダを手に入れる価値
ここまで、デイトナパンダの魅力や市場の厳しさについて長々と語ってきましたが
結論として言えるのは、この時計には「それだけの労力とお金をかける価値が確実にある」ということです。
資産価値が高いというのは大きな魅力ですが、それ以上に、世界最高峰のクロノグラフを腕に巻くという高揚感、鏡面仕上げの輝きを見るたびに感じる所有欲の充足は、何物にも代えがたい体験です。
デイトナは単なる時間を知る道具ではありません。
あなたの人生の時間をより豊かに、より輝かせてくれるパートナーになってくれるはずです。
この記事が、あなたのデイトナ探しの旅において、少しでも道しるべになれば幸いです。
いつか正規店の個室で、あの白い箱が開かれる瞬間があなたに訪れることを、心から願っています。


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