ロレックスのディープシーを芸能人がテレビや雑誌で着けているのを見て、その圧倒的な存在感に目を奪われた方も多いのではないでしょうか。
でも、いざ自分でも欲しいなと思って調べてみると、あまりの重さや厚さにびっくりしてしまいますよね。
ネットではサイズ感が大きすぎて日本人の腕には人気ないなんて噂や、買った後に使いにくくて後悔したという声も耳にします。
そもそも正規店ではなかなか買えないモデルですし、見た目が似ているシードゥエラーとの違いも分かりにくいかもしれません。
特にジェームズ・キャメロン氏ゆかりのDブルーダイヤルは、憧れの対象ですよね。
今回は、そんなディープシーの魅力や芸能人の愛用エピソード、それから後悔しないためのスペック知識をmasaの視点でお届けします。
- 国内外の芸能人や著名人がディープシーを選んだ背景とストーリー
- 3,900m防水を実現する驚異のテクノロジーと実際の装着感
- 他のダイバーズモデルとの比較から見えるディープシーだけの強み
- 価値や正規店での入手難易度といった最新の市場動向

ロレックスのディープシーを愛用する芸能人の正体
芸能界やスポーツ界のトップスターたちが、なぜ数ある時計の中からあえて「過剰」とも言えるスペックのディープシーを選ぶのか、その理由を深く掘り下げてみましょう。
彼らにとってこの時計は、単なる時間計測の道具を超えた、自らの生き様を投影する鏡のような存在なのかもしれません。
有吉弘行の116660と番組での購入エピソード
日本でディープシーの名前を一躍有名にしたのは、間違いなく有吉弘行さんですよね。
今では誰もが知る超人気司会者ですが、2011年当時は再ブレイクの真っ只中にありました。
そんな彼がフジテレビ系列の番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「時計を買う」シリーズで手にしたのが、このディープシーの初期モデルRef.116660でした。
当時はまだロレックスの価格が今ほど異常な高騰を見せる前で、番組内での粘り強い交渉の末、約80万円で購入されたんですよね。
バラエティの企画とはいえ、自らの意志でこの武骨なモデルを選んだ有吉さんのセンスには、私自身も当時シビれました。
毒舌を振るいながらも、その腕元には常に厚みのあるディープシーが鎮座していました。
実は、有吉さんは決して大柄な体格ではありません。
日本人の平均的な手首の太さでありながら、44mm径の巨体をサラリと着けこなしていた事実は、サイズ感に悩む多くのファンに「自分もいけるかも!」という勇気を与えました。
現在、Ref.116660の中古相場は状態が良いと150万円を超えることもあり、有吉さんは結果的に最高の買い物をしたことになります。
まさに芸人としての覚悟と、時代の先を読む審美眼が合致したサクセスストーリーと言えるのではないでしょうか。
有吉さんのスタイルから学ぶ「デカ厚」の美学
有吉さんの着けこなしを見ていると、カジュアルなTシャツ姿はもちろん、カチッとしたスーツスタイルでもディープシーが絶妙な「ハズし」として機能しているのが分かります。
普通なら「スーツにはデイトジャストやエクスプローラー」と考えがちですが、あえてオーバースペックなダイバーズを合わせることで、彼の型破りなキャラクターがより際立っていたように感じますね。
これから購入を考えている方は、彼の長年の愛用っぷりをぜひ参考にしてみてください。
タイガーウッズが愛したDブルーダイヤルの由来
世界で最も有名なディープシー愛用者の一人といえば、ゴルフ界のレジェンド、タイガー・ウッズ選手です。
ロレックスのアンバサダーを務める彼が、プライベートでも試合後の表彰式でも肌身離さず身に着けているのが、Ref.126660のDブルーダイヤルです。
彼は過去のインタビューで「寝る時もディープシーを着けている」と語ったことがあるそうで、もはや体の一部として同化していると言っても過言ではありません。
200gを超える重量級の時計を四六時中着けていられるのは、彼ほどの強靭な肉体と精神があってこそかもしれませんが、その愛の深さには驚かされます。
特に象徴的だったのは2019年のマスターズ・トーナメントです。
度重なる怪我やスキャンダルを乗り越え、奇跡とも言える復活優勝を果たしたタイガー選手。
深い淵(アビス)から浮上し、再び頂点に立った彼のキャリアは、まさに深海をテーマにしたこの時計のコンセプトそのものでした。
あの映像を見て、Dブルーに一目惚れしたファンは世界中に溢れたはずです。
ゴルフのスイングは手首に強烈な衝撃を与えますが、それをもろともしないロレックスの堅牢性は、タイガー選手の存在によって完璧に証明されたと言えますね。
タイガー・ウッズ選手は、新型のRef.136660に移行した後もDブルーを選んでいるようです。
彼にとってこの色は、単なるデザイン以上の「復活の象徴」としての意味を持っているのかもしれません。
ジェームズキャメロンが挑んだ深海とモデル誕生

「Dブルーダイヤル」という特別な文字盤がなぜ誕生したのか、その物語の中心にいるのが映画監督のジェームズ・キャメロン氏です。
彼は『タイタニック』や『アバター』で知られる天才監督ですが、実は筋金入りの探検家でもあります。
2012年、彼は自ら設計に携わった有人潜水艇「ディープシー・チャレンジャー号」に乗り込み、地球上で最も深い場所であるマリアナ海溝の底(約10,908m)へと単独で到達しました。
この歴史的な潜水ミッションを成功させたキャメロン氏の功績を称え、2014年に発表されたのが「D-Blueダイヤル」です。
文字盤の上半分は明るい「トワイライトブルー」そこから徐々に光が届かない「アビスブラック」へと変化していくグラデーションは、彼が見た深海の景色を再現しています。
さらに「DEEPSEA」のロゴには、キャメロン氏の潜水艇と同じ鮮やかなライムグリーンが採用されています。
一人の人間の偉業に対して、ロレックスが専用のダイヤルを作るというのは極めて異例なことです。
このエピソードを知ると、文字盤を見るたびに深海へのロマンを感じずにはいられません。
所有することそのものが、人類の限界への挑戦に参加しているような気分にさせてくれる。
それがディープシーが他のモデルとは一線を画す「特別な時計」である理由なんです。
ベッカムや海外セレブが示すスタイルの多様性
海外セレブたちの間でも、ディープシーの存在感は際立っています。
特にファッションアイコンとして名高いデビッド・ベッカム氏は、初期モデルのRef.116660を愛用していました。
ベッカム氏のスタイリングが面白いのは、完璧に仕立てられたサヴィル・ロウのスーツに、あえてこの無骨なディープシーをぶつけている点です。
本来、ドレスコード的にはアウトに近い組み合わせかもしれませんが、彼ほどのカリスマが着けると「洗練された遊び心」に昇華されます。
シャツの袖口から時計がはみ出していても、それが逆にかっこいい、という新しい価値観を作った一人だと言えるでしょう。
また、ハリウッドのアクションスターたちもこの時計の虜です。
シルベスター・スタローン氏、ジェイソン・ステイサム氏、そしてドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)氏など、共通しているのは「圧倒的なフィジカル」の持ち主であること。
彼らにとって、通常の36mmや40mmの時計は少し華奢に見えてしまうことがありますが、44mmのディープシーなら筋肉質な腕元でも完璧なバランスを保ちます。
特にジェイソン・ステイサム氏はプライベートでの着用率が高く、タフで無口な彼のイメージとディープシーの質実剛健なスペックが見事にマッチしています。
彼らのように、自分の生き方や体格に合った「自分だけの一本」としてディープシーを選ぶ姿は、時計選びの究極の形かもしれません。
ベッカム氏やステイサム氏のようなセレブは、ヴィンテージのロレックスから最新モデルまで幅広く所有していますが、ディープシーを「ここぞという時のタフな相棒」として選んでいます。
彼らの着用シーンをSNSなどでチェックするのも楽しいですよ。
女性芸能人のシャーリーズセロンが放つ存在感

意外な愛用者として有名なのが、オスカー女優のシャーリーズ・セロンさんです。
彼女がディープシーを身に着けている姿が報道された時、世界中の時計ファンが驚きました。
女性がメンズウォッチを着ける「ボーイフレンドウォッチ」というスタイルは一般的ですが、ディープシーほどのボリューム感を持つモデルを選ぶ女性は非常に稀です。
しかし、177cmという高身長と、スクリーンで見せる独立した女性を感じさせる彼女の佇まいには、この時計が驚くほど馴染んでいました。
彼女のような美しい女性が、あえて「世界最強のダイバーズ」を身にまとう。
そこには、女性らしさの枠を超えた「一人の人間としての強さ」や「自立した精神」が透けて見えるような気がします。
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で見せたような、過酷な環境を生き抜くキャラクターをプライベートでも体現しているかのようです。
彼女の例は、ディープシーが性別すらも超越した究極のツールであることを証明しています。
もし、女性で「自分には大きすぎるかも」と悩んでいる方がいたら、ぜひ彼女のスタイリングを思い出してみてください。
数字としてのサイズ感は分かるけど
実際に試着してみないと自分がどう感じるか分からないよな・・・
そう思った「あなた」
それ正解ですよ!
私自身も同じ悩みを持っていたのですが、愛好家の先輩からレンタルできるという事を教わり
実際にレンタルして3モデルくらい試着して普段の生活をしてみたんです。
試着して初めて分かるメリットやデメリット
周囲からの「センスいいね」「キャラと合わないかも」といった反応
何より実機を着用しているという高揚感はQOLを確実に上げてくれました。
もし「レンタルもありかもな」と感じたなら、以下の記事を参考にしてみてください。
芸能人がロレックスのディープシーを愛用する秘密
芸能人たちが魅了される理由は、単なるブランドバリューだけではありません。
ディープシーの内部に秘められた、ロレックスの技術の結晶について迫ってみましょう。
3900m防水を支えるリングロックシステムと厚さ
ディープシーを語る上で避けて通れないのが、ロレックスが特許を取得した「リングロックシステム」です。
一般的なダイバーズウォッチは、ケースそのものを厚くすることで水圧に耐えようとしますが、それでは限界があります。
そこでロレックスは、時計の心臓部を強固なリングで囲い
それを前後から挟み込むという革新的な構造を編み出しました。
具体的には、厚さ5.5mmものドーム型サファイアクリスタル、窒素合金ステンレススチール製のセンターリング、そしてグレード5のチタン合金製裏蓋という、3つの異なる素材が見事に連携して3,900m(12,800フィート)という途方もない水圧を跳ね返すのです。
このスペック、実は通常の生活では1ミリも必要ありません(笑)
でも、その「過剰さ」こそがロマンなんですよね。
文字盤の周囲に見えるシルバーのリングには「ORIGINAL GAS ESCAPE VALVE」の文字が刻まれており、これが「自分はプロ仕様の道具を扱っているんだ」という高揚感を与えてくれます。
ただ、これだけのシステムを詰め込んでいるため、ケースの厚さは約17.7mmに達します。
これは1円玉を10枚以上重ねた厚みに相当します。
この厚みがもたらす存在感こそが、ディープシーを唯一無二の存在にしている秘密なのですが、同時に「着用者を選ぶ」最大の理由でもあるんです。
| リングロックシステムを構成する主要パーツ | |
|---|---|
| サファイアクリスタル | 厚さ5.5mm。3トン以上の荷重に耐える極厚ガラス。 |
| センターリング | 窒素合金ステンレススチール製。全体の骨格となる高強度リング。 |
| 裏蓋(ケースバック) | RLXチタニウム製。水圧に応じて密閉度が高まる柔軟な構造。 |
リングロックシステムと視覚的アイコン

このシステムのおかげで、ディープシーの文字盤は他のモデルよりも少し奥まった位置に見えます。
この独特の奥行き感と、内側に刻まれた文字のコンビネーションは、一目でディープシーだと分かる強力なアイコンになっています。
有吉さんやセレブたちが腕を動かした瞬間に放つ、あの独特の「重厚な光」の正体は、この複雑な構造が生み出す造形美なんです。 (出典:ロレックス公式サイト『ロレックス ディープシー』)
200gを超える重さとサイズ感で後悔しない選び方
「憧れのディープシーを買ったけど、重すぎて着けなくなった……」という後悔の声、実はたまに耳にします。
それもそのはず、ステンレスモデルの総重量は約220g。
これは最新の大型スマートフォンにケースをつけた状態よりも重く、しかもそれを手首という細い場所に載せるわけですから、負担がゼロではありません。
私自身の経験から言わせてもらうと、この重さと付き合っていくためには、いくつかのコツが必要です。
まず大切なのが、ブレスレットの調整です。
ディープシーには「グライドロック・エクステンションシステム」という、工具なしで2mm単位の微調整ができる機能が備わっています。
これを使って、手首にピタッと、少しだけタイトにフィットさせるのがコツです。
時計が手首の上で踊ってしまうと、遠心力で実際の重量以上に重く、疲れやすく感じてしまうからです。
また、購入前には必ず実物を試着し、可能であれば10分ほど着けたまま店内で過ごしてみてください。
腕を振った時の慣性や、ジャケットの袖との干渉を確認するだけで、購入後の「こんなはずじゃなかった」を大幅に減らせるはずです。
この重みを「成功の重み」と捉えるか、「ただの負担」と捉えるか。
それこそが、あなたがディープシーに選ばれるかどうかの分かれ道かもしれません。
特に注意したいのが、長時間のデスクワークです。
厚みがあるため、パソコンを打つ時に机の角にぶつけやすく、また手首を机につく姿勢では圧迫感を感じやすいです。
自分のライフスタイルと照らし合わせて検討しましょう。
人気ないという評価の真相と正規店で買えない理由
ネット上の掲示板などで「ディープシーは人気ない」「リセールがサブマリーナーより低い」といった書き込みを見かけることがあります。
しかし、これには誤解も含まれています。
確かに、誰もが使いやすい40mmのサブマリーナーに比べれば、ターゲットとなるユーザーは限られます。
ですが、それは「不人気」なのではなく「選ばれし熱狂的なファン(マニア層)によって支えられている」というのが正解です。
中古市場を見ても、特にDブルーダイヤルの価格は安定しており、製造年や状態によっては定価を大きく上回るプレミア価格で取引されています。
つまり、一部の層には強烈に刺さるモデルなんです。
それなのに、なぜ正規店では買えないのでしょうか?
理由は単純で、ロレックス全体の需要に対して、この複雑な構造を持つディープシーの生産数が極めて少ないからです。
特に最近は、投機目的のバイヤーだけでなく、純粋に「芸能人と同じモデルが欲しい」というファンも増えており、正規店の店頭に並ぶことはほぼありません。
もし、あなたが運良く店頭でディープシーに出会えたなら、それは奇跡に近い確率かもしれません。
その希少性こそが、所有した時の満足感をさらに高めてくれる、大きなスパイスになることは間違いありません。
正規店での購入を狙う際のポイント

正規店でディープシーを狙うなら、単に「在庫ありますか?」と聞くのではなく、なぜ自分がディープシーを求めているのか(キャメロン氏のファンだから、有吉さんに憧れて、など)を、自身の熱意とともに店員さんに伝えることが大切だと言われています。
店員さんも人間ですから、転売屋ではなく、本当に愛用してくれる人に届けたいと考えているはずですよ。
シードゥエラーとの違いと型番ごとの識別ポイント
ディープシーとよく比較されるのが、その兄弟分である「シードゥエラー(Ref.126600)」です。
どちらも深海用ダイバーズとして非常に似た外見をしていますが、細かい部分に大きな違いがあります。
最大の違いは、カレンダー部分に「サイクロップレンズ(拡大鏡)」があるかどうかです。
シードゥエラーにはありますが、ディープシーにはありません。
これは、水深3,900mという極限の圧力下で
風防の強度を均一に保つための設計上の選択だと言われています。
また、シードゥエラーはケース径43mmで、厚さも少し控えめ(約15.5mm)。
「ディープシーの見た目は好きだけど、17.7mmの厚みは日常生活で厳しい」という方には、シードゥエラーという選択肢が非常に魅力的に映るでしょう。
また、ディープシー自体の進化も知っておくべきポイントです。
- Ref.116660 (2008-2018): 初代モデル。ブレスレットが先細りのデザイン。有吉さんが購入したのはこれ。
- Ref.126660 (2018-2022): ムーブメントが最新世代(70時間パワーリザーブ)になり、ブレスレット幅が広くなって装着感が向上。
- Ref.136660 (2022-): 現行モデル。デイト窓が少し大きくなり、裏蓋に「RLX Titanium」の刻印が追加。
パッと見は同じでも、世代が上がるごとに実用性が洗練されています。最新のRef.136660は、より日常に寄り添った進化を遂げていると言えるでしょう。
| 項目 | Deepsea (136660) | Sea-Dweller (126600) |
|---|---|---|
| ケース径 | 44mm | 43mm |
| 厚さ | 17.7mm | 15.5mm |
| レンズ | なし | あり |
| 防水 | 3,900m | 1,220m |
| 特徴 | 究極のスペックとロマン | 日常使いとの好バランス |

ロレックスのディープシーを芸能人のように楽しむ
これまで見てきたように、ロレックスのディープシーは、並外れた情熱を持つ人々を引き寄せる不思議な力を持った時計です。
有吉弘行さんのように、一つの時計を何年も何十年も使い倒し、共に人生の階段を登っていく。
あるいはタイガー・ウッズ選手やジェームズ・キャメロン氏のように、自らの限界に挑む姿勢を、この3,900m防水というオーバースペックに重ね合わせる。
確かに、重さや厚み、そして入手困難さといったハードルは低くありません。
しかし、そのすべてを受け入れた時、ディープシーはあなたにとって単なる高級時計ではなく、人生のどんな荒波をも共に乗り越えてくれる最強の「相棒」になるはずです。
もし、予算やサイズ感、人気などのネットの噂で迷っているなら、一度立ち止まって、あなたが初めてこの時計を見た時の「あの感覚」を信じてみてください。
あの圧倒的な迫力に心踊ったのなら、それはきっと正解です。
最後になりますが、時計は高価な買い物です。
正規店や信頼できる二次流通店で納得のいくまで実物を確認し、専門スタッフのアドバイスを仰ぎながら、最高の決断をしてください。
芸能人と同じ景色を見るための第一歩は、もうすぐそこまで来ていますよ!
※ロレックスの市場価値や在庫状況は日々変動しています。最新の価格情報は公式サイト、または正規販売店へお問い合わせください。



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