こんにちはUrban Time Museの運営をしているmasaです。
最近、時計好きの間でひそかに、でも確実に話題にのぼるのが「ロレックスのサンダーバードが値上がりしている」という話ですよね。
デイトジャストに回転ベゼルがついた独特のスタイルは、以前は知る人ぞ知る存在という感じでしたが
ここ数年で一気に注目を浴びている気がします。
特に、ロレックスのサンダーバードの値上がりについて調べている方は
今の買取価格の推移がどうなっているのか?
あるいは2025年以降の相場がどう動くのか?気になっているのではないでしょうか。
昔はもっと手頃だったのに今や100万円を超えるのが当たり前になってきていて、私も正直驚いています。
この記事では、そんなサンダーバードの魅力や、なぜ今になってこれほど価値が上がっているのか、その背景を整理してみました。
価値としての側面はもちろん、所有するうえでの注意点なども含めて、私なりの視点でお伝えしますね。
読み終わる頃には、サンダーバードを今買うべきか、あるいは売り時なのか、そのヒントが見つかるかなと思います。
- サンダーバードが「サブマリーナーの父」と呼ばれる歴史的背景と価値の理由
- Ref.16264とRef.116264の世代によるスペックの違いと最新の相場目安
- 日本限定のグリーンハンドなど、特に高騰しているレアモデルの正体
- 回転ベゼル特有の弱点や、メンテナンス時に気をつけるべき査定のポイント
ロレックス サンダーバード 値上がりの現状と推移

サンダーバードの市場価格がなぜこれほどまでに動いているのか?
まずはその根本的な理由と、私たちが目にする数字の裏側にある「価値の再発見」について深く掘り下げていきましょう。
ターノグラフが値上がりする理由と歴史的価値
サンダーバードは、ロレックスのカタログ上の正式名称を「デイトジャスト ターンオーグラフ」と言います。
時計ファンの間では「サンダーバード」の愛称が定着していますが、この名前の由来自体が、現在のロレックスのサンダーバードが値上がりしている大きな要因の一つなんですよね。
歴史をさかのぼると、このモデルのルーツは1953年に登場したRef.6202まで辿り着きます。
驚くべきことに、これはロレックスを代表するダイバーズウォッチ「サブマリーナー」の発表よりも数ヶ月早い出来事でした。
つまり、サンダーバードの先祖こそが、ロレックスにおいて「回転ベゼル」という実用的な機能を初めて一般向けに提案したツールウォッチの始祖とも言える存在なんです。
このエピソードが「サンダーバード」という愛称の決定打となり、ドレスウォッチであるデイトジャストに「軍用・パイロット」という男らしくて力強いストーリーが付加されたわけです。

昨今の高級時計市場では、こうした「物語」や「オリジン(起源)」を持つモデルが非常に高く評価される傾向にあります。
デイトナやサブマリーナーが手の届かない価格帯にまで高騰してしまった今、多くのコレクターが「次なる価値ある名機」を探した結果、歴史的重要性が極めて高いサンダーバードにスポットライトが当たったのは、ある種必然だったのかもしれませんね。
また、2004年に登場した最終世代(Ref.11626x系)で、文字盤に赤字で「TURN-O-GRAPH」とモデル名が復活したことも大きなポイントです。
ロレックスにおいて文字盤に赤い文字が入る「赤サブ」や「赤シード」が特別な価値を持つように、サンダーバードもまた「赤」の配色を纏ったことで、他のデイトジャストとは一線を画す「準スポーツモデル」としての地位を確立しました。
ターンオーグラフが辿った進化の系譜
サンダーバードは、長い歴史の中で何度もリファレンス(型番)を変えながら進化してきました。
初期のヴィンテージモデルから、現在の中古市場で主流となっている5桁、6桁モデルまで、その一つひとつにロレックスの試行錯誤が詰まっています。
この「絶えず改良されながらも、アイデンティティを失わない」姿勢が、長く愛される秘訣であり、価値が落ちにくい理由でもあるんですよね。
16264や116264の買取価格と相場の違い
さて、実際に購入や売却を検討する際、一番気になるのが具体的な数字ですよね。
サンダーバードの相場を語る上で欠かせないのが、1988年頃から2004年まで製造された第4世代(Ref.16264/16263)と、2004年から2011年頃まで製造された第5世代(Ref.116264/116263/116261)の比較です。

まず、Ref.16264については、いわゆる「ネオヴィンテージ」としての魅力が詰まったモデルです。
武骨なエンジンターンドベゼルのような意匠を持ち、どこか懐かしい雰囲気がありつつも、ムーブメントは信頼のCal.3135を搭載しているため、実用性は抜群です。
一方のRef.116264は、より現代的でラグジュアリー。
カッティングの鋭いフルーテッドベゼルに回転機能が加わり、秒針の赤色がパッと目を引くデザインになっています。
| モデル | 主な特徴 | 買取相場(目安) | 販売相場(目安) |
|---|---|---|---|
| Ref.16264 | 5桁、サファイア風防、エンジンターンド風ベゼル | 70万~90万円 | 90万~130万円 |
| Ref.116264 | 6桁、赤針、フルーテッド回転ベゼル、無垢ブレス | 85万~110万円 | 100万~160万円 |
| Ref.116263 | YGコンビ、ラグジュアリーな存在感 | 110万~140万円 | 130万~180万円 |
こうして見ると、やはり最終世代のRef.116264の方が、全体的に高い水準で推移しているのが分かりますね。
ブレスレットが中空から無垢(ソリッドリンク)に変わったことで堅牢性が増し、日常使いでの安心感が違うのも人気の理由かなと思います。
ただ、面白いのがここ数年の上昇率です。
かつて不人気モデルと揶揄されていた時代を知る人からすれば、今の100万円超えはまさに「大出世!」
特に付属品が完備された個体や、研磨が少ない「エッジの立った」個体は買取店も在庫を欲しがっているため、強気な価格提示が期待できる時期かもしれません。
逆に購入を考えている方は、この数年で相場の底値が確実に切り上がっていることを意識しておく必要があります。
人気の青文字盤や日本限定モデルの希少性
「サンダーバードなら何でもいい」というわけではなく、仕様によって価値が大きく跳ね上がるのがロレックスの奥深いところです。
その筆頭がブルー文字盤(青文字盤)

ロレックスのブルーは非常に発色が良く、光を当てると放射状に輝くサンレイ仕上げが本当に綺麗なんです。
特に最終世代のRef.116264では、鮮やかなブルーの背景に「真っ赤な秒針」が走る姿が、スポーティかつモードな印象を与えます。
このカラーリングの妙が、現代の若年層やファッショニスタの感性に刺さっており
シルバーやホワイト文字盤に比べてプラス15万円~20万円程度のプレミアムが付くことも珍しくありません。
そして、サンダーバードの聖杯とも言えるのが、2011年頃に極少数リリースされた日本限定モデル(Ref.116263等)です。
このモデル何が凄いかって、通常の赤色のパーツ(秒針、デイト、TURN-O-GRAPHのロゴ)がすべて「グリーン(緑色)」に変更されているんです。
ロレックスのコーポレートカラーである緑を採用したこの「グリーンハンド」は、一説には数百本程度しか存在しないと言われており、今や国際的なコレクターズアイテムとなっています。
もはやこれは単なる時計ではなく、一種のアートピースや希少なアンティークコインに近い扱いですね。
国内の買取市場に出れば、瞬く間に海外のバイヤーが買い付けるような状況ですので、もし所有されている方がいたら、それはもう家宝レベルの価値があると言っても過言ではありません。
こうした「特定の仕様にだけ発生する爆発的な高騰」も、サンダーバード市場の面白さであり、目が離せない理由なんです。
- ブルー文字盤:最も安定して高く売れる人気カラー
- ブラック文字盤:スポーティさを求める層に根強い人気
- 日本限定(グリーンハンド):通常の数倍の価格で取引される伝説級モデル
芸能人も愛用するデザインと価値の注目度
「なぜサンダーバードが今こんなに流行っているの?」という疑問に対し、忘れてはならないのがメディアやインフルエンサーの影響力です。
かつては「おじさんっぽい」と言われることもあったデイトジャストですが、サンダーバードに関しては、そのスポーティなベゼルのおかげで、デニムやTシャツといったカジュアルな服装にも抜群に合います。
この「抜け感」をいち早く取り入れたのが、ファッションに敏感な芸能人やクリエイターの方々でした。
有名人が着用している姿がSNSやYouTubeで拡散されるたびに、知名度はうなぎ登りに・・・
それまでノーマークだった層が「あれ、サンダーバードって実は一番オシャレじゃない?」と気づき始めたわけです。

また、実用時計としての信頼性についても触れておく必要があります。
ロレックスは世界中で愛用されていますが、その品質管理は徹底されています。
(出典:ロレックス公式サイト『お手入れとアフターサービス』)
このようにメーカー自身が永続的な価値とメンテナンスを推奨していることが
中古市場での「安心感」に直結し、結果として価値の下支えになっています。
さらに、サンダーバードは「他人と被りにくい」というのも大きな魅力。
デイトナやサブマリーナーは確かに素晴らしい時計ですが、街を歩けば誰かしら着けているのを見かけますよね。
一方でサンダーバードは、既に生産終了しているため正規店では買えませんし、中古市場でも個体数が限られています。
「よく知られたブランドでありながら、モデルで個性を出せる」
このバランス感覚が、こだわりを持つ大人の支持を集め、それが需要(=値上がり)となって現れているのだと思います。
私masa自身の経験なんですが、愛好家の先輩から教わった
「丸腰よりレンタル品を着けてのマラソンの方が効果的だぞ」というアドバイスが功を奏して
最初の愛機を手にしました。
これの何が良いかって、本物を着けているっていう高揚感が半端ないんですよ
憧れのモデルを実際に身に着ける経験というのは感動しかありませんでした。
それが好循環に繋がり仕事でもプライベートでも自信が持てるようになって
2年足らずで次の愛機を手にすることが出来たんです。
もし「レンタルもありかも」と思われたなら、以下の記事をご覧になってください。
2025年から2026年の今後の価格推移予測
最後に、これからサンダーバードの相場はどう動くのか、私なりの予測をお話しします。
2026年現在は、ロレックス全体の相場が一旦落ち着きを見せている状況ではありますが、サンダーバードに関しては「堅調な横ばい、あるいは緩やかな上昇」を続けると見ています。
その大きな根拠の一つが、2026年に迎える「サンダーバーズ公式採用70周年」です。
ロレックスというブランドは、歴史的な節目を非常に大切にします。
例えば過去にはコスモグラフ デイトナの60周年に新作が発表されたように、2026年前後に「ターンオーグラフ」に関連した何らかの動き(あるいは復活の噂)が出る可能性は否定できません。
また、現在は世界的な「36mm回帰トレンド」の真っ最中。
一時期の40mmオーバーのデカ厚ブームが去り、収まりの良いサイズ感が再びスタンダードになっています。
そうなると、サンダーバードのような36mm径で、かつ適度なボリュームを持つモデルには、実需としての注文が絶えないでしょう。
ただし、円安やインフレの影響も大きいため、急激な暴落の可能性は低いものの、金銭的価値目的での短期売買は慎重になるべきです。
あくまで「自分が気に入って使う」ことを前提にしつつ、将来的に価値が残ればラッキー、くらいのスタンスが一番健康的かなと思います。
今の価格が「高すぎる」と感じるかもしれませんが、過去を振り返れば「あの時買っておけばよかった」と後悔するのもロレックスの常。
2026年中にコンディションの良い個体に出会えたなら、それは一つの運命だと思って前向きに検討してみてもいい時期かもしれませんね。
ロレックス サンダーバード 値上がり時の売買のコツ
価格が高騰している今だからこそ、売る側も買う側も「コンディションの見極め」がすべてです。
サンダーバード特有のチェックポイントを詳しく見ていきましょう。
ベゼルの傷や修理が査定額に与える影響

サンダーバードを象徴する回転ベゼル。
実はこれが、査定額を最も大きく左右するパーツなんです。
特にRef.116264のフルーテッドベゼルは、光を反射してキラキラと輝く美しい仕上げが施されていますが、同時に非常にデリケートです。
最も注意すべきは「エッジの痩せ」です。
傷を隠そうとして何度も研磨(ポリッシュ)を繰り返すと、ベゼルのギザギザとした山が丸まってしまい、時計全体がぼやけた印象になってしまいます。
これを時計業界では「ダルい」なんて言ったりしますが、こうなると価値は大きく下がります。
もしあなたがサンダーバードのオーナーなら、日常的にベゼルの「山」を意識して扱うようにしてください。
逆に購入を検討している方は、光に当ててベゼルのエッジがピンと立っているかどうかを厳しくチェックするのが、リセールバリューの高い個体を手に入れるコツです。
オーバーホールとメンテナンスの重要性
サンダーバードに搭載されているムーブメント、Cal.3135。
これはロレックスが誇る「最強の常用ムーブメント」として名高く、適切なケアさえすれば一生、いや次世代まで使い続けることができます。
「でも、動いているから大丈夫」と過信してオーバーホールを怠るのは禁物。
時計内部の潤滑油が切れた状態で使い続けると、金属同士が摩耗し、結果として高価なパーツ交換が必要になってしまいます。
目安としては3~5年に一度の点検が理想的です。
売却の際、直近3年以内くらいの正規店でのオーバーホール証明書があれば、それは「この時計は健康です」という最高のお墨付きになり、査定額のアップに直結します。
最近は民間の優秀な時計修理店も増えていますが、価値を最優先するなら、やはり日本ロレックスでの「正規サービス」を受けた履歴を残しておくのが一番手堅い選択です。
特に生産終了モデルは、いつ純正パーツの供給が止まるか分かりませんので、早め早めのケアを心がけたいですね。

オイスターやジュビリーブレスのリセール評価
サンダーバードの印象を大きく変えるブレスレット。
あなたは3連の「オイスター」と5連の「ジュビリー」どちらが好みですか?
リセール相場の観点から言うと、現在のトレンドは圧倒的にオイスターブレスに軍配が上がります。
サンダーバードを「デイトジャストの豪華版」としてではなく「回転ベゼルを持つスポーツウォッチ」として捉える人が増えているため、よりスポーティなオイスターブレスの需要が高まっているんですよね。
特にRef.116264でオイスターブレスの組み合わせは、まさに「ラグスポ」の王道として高値で取引されます。
一方で、ジュビリーブレスがダメというわけではありません。
サンダーバード特有のドレッシーさを強調したい層には根強い人気がありますし、近年のクラシック回帰でジュビリーの評価もじわじわ上がっています。
ただ一つ注意したいのが「ブレスの伸び」。
特に5桁モデル(Ref.16264)の中空ブレスは、長年の使用でダレやすいんです。
横に持った時にクニャッと折れ曲がってしまうほど伸びていると、残念ながらマイナス査定の対象になってしまいます。
付属品の有無が買取価格を左右するポイント
「時計本体があれば十分でしょ」と思われがちですが、ロレックス、特に値上がりしているサンダーバードにおいては「付属品こそが本体の一部」と言っても過言ではありません。
- ギャランティカード(保証書):最も重要。これがないと真贋の証明が難しくなり、10万~20万円単位で価格が落ちることも。
- 内箱・外箱:保管状態の良さをアピールするために必須。
- 余りコマ:ブレスを調整して外したコマも、一つ数千円~一万円以上の価値があります。
- 冊子・タグ類:コレクターはこうした細かいアイテムまで完品であることを求めます。
特に最近は円安の影響で、日本の個体が海外へどんどん流れています。
海外のコレクターは非常にシビアで、フルセット(完品)であることを強く求めます。
将来的に高く売りたいと考えているなら、どんなに小さなタグ一つでも捨てずに大切に保管しておくのが、最終的な利益を最大化する秘策です。
日本限定グリーンハンドが高騰する背景

さて、最後に再び触れておきたいのが、あの「グリーンハンド(Ref.116263など)」の驚異的な高騰です。
なぜ日本限定というだけで、これほどまでに熱狂的な人気があるのでしょうか?
それは、ロレックスというブランドが「地域限定モデル」を出すこと自体が極めて稀だからです。
現在、海外の時計マーケットプレイス「Chrono24」などを見ると、日本国内の販売価格を優に超える値段でリストされていることがあります。
「日本にしかないレアなロレックスを、世界中の富裕層が奪い合っている」というのが、このグリーンハンドを取り巻く現在のリアルな構図です。
もし、中古ショップの片隅でこの緑の針を見かけることがあれば、それは奇跡に近い出会いかもしれません。
ただし、あまりの希少性に「後から針を緑に塗り替えた」ようなカスタム品が混じっているリスクもゼロではありません。
購入の際は、必ず信頼できる正規販売店の保証書がセットになっているかを確認するようにしてください。
ロレックス サンダーバード 値上がりのまとめ
ここまでロレックスのサンダーバードの値上がりについて
その理由から具体的な売買のコツまで、かなり熱を入れてお話ししてきました。
サンダーバードは、ロレックスの長い歴史の中でも、一度は脚光を浴びながらも表舞台から消え、そして今、再びその価値が見直されているという、非常にドラマチックなモデルです。
「回転ベゼルを持つ唯一のドレスウォッチ」という唯一無二の個性が、今の多様な価値観を持つ時代にようやく追いついた。
私はそんなふうに感じています。
これから手に入れようとしている方にとっては、少し予算が厳しくなっている時期かもしれませんが、それだけの価値がある時計であることは間違いありません。
逆に手放そうとしている方は、今がかつてないほどの高評価を得られるチャンスでもあります。
最後になりますが、時計の相場は生き物です。
ここでご紹介した内容は2025年時点の市場状況に基づいた私の見解であり、将来の価格を保証するものではありません。
売買を決断される際は、信頼できる複数のプロの意見を聞き、ご自身で納得のいく判断をなさってくださいね。
それでは、皆さんの時計ライフがより素晴らしいものになることを心から応援しています!
※詳細な買取価格の査定や真贋鑑定については、必ずお近くのロレックス正規店または実績のある大手時計専門店にご相談ください。



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